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奈良市と太宰府市(福岡県)は平成14年(2002年)6月27日に友好都市提携を行ってから、令和4年で20周年を迎えました。
奈良時代の太宰府市は、朝廷の九州統治と外交の任にあたる官庁「大宰府」が設置されたことで、遠の朝廷(とおのみかど)と呼ばれるなど、九州の政治・経済・文化の中心として栄え、そこを窓口として多くの大陸文化が平城京にもたらされました。また、天下の三戒壇の一つが、天平宝字5年(761年)に観世音寺に創建され、また、総国分寺としての東大寺に対して、筑前国分寺が建立されています。
このように、歴史的に縁が深い両市は、太宰府市の市制20周年に当たる平成14年(2002年)に奈良市で開催された「第11回東大寺サミット」会期中に友好都市提携をしました。