本文
毎年、小魚(ちりめんじゃこ、シラス干し、豆あじ)の中に毒性のあるフグの幼稚魚が混入する事例が複数件起こります。
奈良市内でも平成26年及び令和6年にちりめんじゃこにフグの稚魚が混入する事例が発生しています。
フグの稚魚の毒性の詳細は、まだよくわかっていません。
色合いや大きさが似通う場合、手作業で行う選別過程中にどうしてもフグなどの異物を除去しきれず、混入してしまうことがあります。
市民の皆様におかれましては、購入した小魚パックなどにフグの稚魚を見つけた場合、誤って食べることがないようご注意ください!
(写真)平成26年、奈良市内の販売店で
ちりめんじゃこに混入していたフグの稚魚
購入した魚介類を調理または喫食する前に、違う種類の魚が混入していないことを確認してください。
フグの混入を発見した場合は、保健所まで連絡をくださるようお願いします。
魚介類の小分け包装をする際は、魚種の目視検品を必ず行い、複数の従業員で対応する等によって確実な選別を行ってください。
フグが持つ猛毒のフグ毒テトロドトキシンによって、食後20分から3時間程度の短時間でしびれや麻痺症状が現れます。
麻痺症状は口唇から四肢、全身に広がり、重症の場合には呼吸困難で死亡することがあります。