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カンピロバクターによる食中毒予防について

更新日:2024年9月11日更新 印刷ページ表示

カンピロバクターによる食中毒を予防しましょう!鶏とひよこの絵

「鶏の刺身」「鶏のタタキ」「鶏のユッケ」などの、加熱不十分な鶏肉料理を喫食することによるカンピロバクター食中毒が、奈良市内や全国的に後を絶ちません。(細菌性食中毒の中で近年最も発生が多く、全国で年間300件、患者数が2000人程度)

飲食店や家庭でも、加熱不十分な鶏肉料理を食べることは控えましょう。

特に、幼児や高齢者などの抵抗力の弱い方は、カンピロバクター食中毒になると重症化しやすい為、注意が必要です。

カンピロバクター食中毒の発生状況

病因物質別事件数(平成25年から令和5年)【奈良市】

過去11年間の食中毒発生状況

カンピロバクター食中毒が、過去11年間で、ノロウイルスと並び二大食中毒となっています。

 

カンピロバクター食中毒月別事件数(平成25年から令和5年)【奈良市】

カンピロバクター月別発生状況

 カンピロバクター食中毒は4月頃に特に発生が多いですが、年間を通じて発生している為、注意が必要です。

カンピロバクター食中毒発生事例

過去の、奈良市内のカンピロバクター食中毒の発生事例は以下のとおりです。

発生年月日 原因施設 原因食品 患者数 病因物質 事件概要
令和4年12月30日 飲食店 12月29日の夕食に提供された食事 7人

 

カンピロバクター
 

報道資料(1/11) [PDFファイル/123KB]

令和元年11月11日 飲食店 11月9日の夕食に提供された食事 6人 カンピロバクター

報道資料(11/19) [PDFファイル/138KB]

令和元年6月2日

飲食店 6月1日の夕食として提供された食事 8人 カンピロバクター

報道資料(6/12) [PDFファイル/136KB]

平成31年3月2日 飲食店 2月28日の夕食として提供された食事 7人 カンピロバクター

報道資料(3/23) [PDFファイル/136KB]

カンピロバクター食中毒とは?

原因菌

  • カンピロバクターという、鶏や牛などの腸管内にいるらせん状の細菌。
  • 少数の菌数で食中毒を発生。熱に弱い。

カンピロバクターの電子顕微鏡写真(電子顕微鏡写真 食品安全委員会事務局資料)

症状

  • 感染して(食べて)から1~7日で発症。
  • 下痢、腹痛、発熱など。
  • まれに、ギランバレー症候群※を発症することがある。

※ギランバレー症候群 感染してから数週間後に手足の麻痺、顔面神経麻痺、呼吸困難などを起こす。

原因食品

生の状態や、加熱不足の食肉(特に鶏肉)

 鶏レバー・ささみなどの刺身、鶏肉のたたき、鳥わさなど

汚染された水、生野菜など

対策

  • 食肉は十分に加熱する(中心部の温度が75度、1分以上)。
  • 食肉に使用した調理器具は、熱湯消毒し、よく乾燥させる。
  • サラダなどの生で食べるものとは別に調理する。
  • 食肉を触った後は、十分に手洗いを行ってから別の食品を扱う。
  • 飲食店では、十分に加熱された食肉メニューを選ぶ。

リンク先

細菌による食中毒(厚生労働省)<外部リンク>

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