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カンピロバクターによる食中毒予防について
カンピロバクターによる食中毒を予防しましょう!
「鶏の刺身」「鶏のタタキ」「鶏のユッケ」などの、加熱不十分な鶏肉料理を喫食することによるカンピロバクター食中毒が、奈良市内や全国的に後を絶ちません。(細菌性食中毒の中で近年最も発生が多く、全国で年間300件、患者数が2000人程度)
飲食店や家庭でも、加熱不十分な鶏肉料理を食べることは控えましょう。
特に、幼児や高齢者などの抵抗力の弱い方は、カンピロバクター食中毒になると重症化しやすい為、注意が必要です。
カンピロバクター食中毒の発生状況
病因物質別事件数(平成25年から令和5年)【奈良市】
カンピロバクター食中毒が、過去11年間で、ノロウイルスと並び二大食中毒となっています。
カンピロバクター食中毒月別事件数(平成25年から令和5年)【奈良市】
カンピロバクター食中毒発生事例
過去の、奈良市内のカンピロバクター食中毒の発生事例は以下のとおりです。
発生年月日 | 原因施設 | 原因食品 | 患者数 | 病因物質 | 事件概要 |
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令和4年12月30日 | 飲食店 | 12月29日の夕食に提供された食事 | 7人 |
カンピロバクター
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令和元年11月11日 | 飲食店 | 11月9日の夕食に提供された食事 | 6人 | カンピロバクター | |
令和元年6月2日 |
飲食店 | 6月1日の夕食として提供された食事 | 8人 | カンピロバクター | |
平成31年3月2日 | 飲食店 | 2月28日の夕食として提供された食事 | 7人 | カンピロバクター |
カンピロバクター食中毒とは?
原因菌
- カンピロバクターという、鶏や牛などの腸管内にいるらせん状の細菌。
- 少数の菌数で食中毒を発生。熱に弱い。
(電子顕微鏡写真 食品安全委員会事務局資料)
症状
- 感染して(食べて)から1~7日で発症。
- 下痢、腹痛、発熱など。
- まれに、ギランバレー症候群※を発症することがある。
※ギランバレー症候群 感染してから数週間後に手足の麻痺、顔面神経麻痺、呼吸困難などを起こす。
原因食品
生の状態や、加熱不足の食肉(特に鶏肉)
例 鶏レバー・ささみなどの刺身、鶏肉のたたき、鳥わさなど
汚染された水、生野菜など
対策
- 食肉は十分に加熱する(中心部の温度が75度、1分以上)。
- 食肉に使用した調理器具は、熱湯消毒し、よく乾燥させる。
- サラダなどの生で食べるものとは別に調理する。
- 食肉を触った後は、十分に手洗いを行ってから別の食品を扱う。
- 飲食店では、十分に加熱された食肉メニューを選ぶ。
リンク先
細菌による食中毒(厚生労働省)<外部リンク>