本文
奈良市と揚州市(中華人民共和国)は、平成22年(2010年)5月23日に友好都市提携を行ってから令和2年で10周年を迎えました。
揚州市は、奈良時代に仏教戒律や薬学などの大陸文化を日本に伝え、奈良の地に唐招提寺を創建した鑑真和上の故郷です。鑑真和上は揚州大明寺の住職を務めていました。
この鑑真大和上のご縁により平成14年(2002年)から奈良市と揚州市は友好的な交流を進めてきました。平城遷都1300年となる平成22年(2010年)2月に、仲川げん奈良市長を団長とする友好代表団が揚州市を訪問し、「友好都市締結の覚書」を交わしました。
そして5月23日に、なら100年会館において、両市は正式に友好都市提携の調印式を行い、経済、文化、観光、人材、スポーツなどの分野で交流を行うことに合意しました。友好代表団の相互訪問、唐招提寺と揚州大明寺の交流等が行われています。
[調印式の様子]
友好都市提携の調印をする仲川奈良市長(中央左)と張揚州市長(中央右)
(平成22年(2010年)5月23日)
[盟約宣言書]
令和2年度に開催を予定しておりました奈良市・揚州市10周年記念事業につきまして、新型コロナウイルスによる感染症拡大の防止を図ることで、両市民の安全を優先したいと考えておりますことから、記念式典等の相互交流は中止させていただきました。
・揚州市(中華人民共和国)
・国内外の「姉妹都市」と「友好都市」