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谷崎潤一郎の月ヶ瀬説明文

更新日:2019年11月7日更新 印刷ページ表示

 昭和4年(1929)10月改造社「日本地理体系」近畿編の月ヶ瀬の写真に対して、先生は次の文を添えている。

 「名所というものはいってみると、さほどでもないところが多い。けれど昔から吉野と並び称されている月ヶ瀬の梅ばかりは、まことにその名にそむかない。いつから有名になったのかはよく知らないが、恐らく頼山陽や斉藤拙堂の詩文によって、一層著聞するようになったのであろう。あのさつき川の水を挟んで延々一里に余る渓谷に、真珠の粒をばらまいたような萬朶の花の香る景色を、私は毎年早春頃になると思いだす。今年も行ったし、二、三年前にも行ったが又、来る年も来る年も、暇さえあれば何時でも行きたいと思う。」

いざさらばこよひは此の処に宿からむまだみぬ花の香をしのびつつ
わが宿の梅のさかりをよそにして訪ねてぞ来し月ヶ瀬の里

谷崎潤一郎詩碑

谷崎 潤一郎(1886~1965)
昭和四年三月 伊賀より月ヶ瀬に遊びて


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