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市西部の丘陵地に位置します。桁行12間、梁間3間規模の切妻造、東西棟で、東南隅に茶室を突出し、南面及び西面には庇を架けます。真壁造とし、当初作業場として使われた西半部分には格子窓を設けます。居住空間と窯を結ぶ敷地の要となる建造物です。
赤膚山元窯展示室及び旧作業場 外観
赤膚山元窯展示室及び旧作業場 2階
敷地北側の傾斜地を利用して南北方向に築かれます。2連の胴木間(どうぎま)と8房の焼成室が連なり最上部に煙道を設ける連房式登窯です。奥行18メートル、幅5.4メートル、高さ6メートル規模で、煉瓦造とし、表面を塗土で仕上げます。勾配は3寸、上部で緩勾配に変化します。近世に遡る大規模な登窯です。
赤膚山元窯大型窯 外観
赤膚山元窯大型窯 焼成室
大型窯とほぼ並列して築かれます。焚口となる胴木間と5房の焼成室が連なる連房式登窯で、奥行9.7メートル、幅3.3メートル、高さ4.4メートル規模です。煉瓦造とし、表面は塗土で仕上げます。規模は異なりますが、近世に築かれた大型窯と同様の構法を用いて築かれています。
赤膚山元窯中型窯 外観
件名 | 赤膚山元窯展示室及び旧作業場 赤膚山元窯大型窯 赤膚山元窯中型窯 |
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かな | あかはだやまもとがまてんじしつおよびきゅうさぎょうば あかはだやまもとがまおおがたがま あかはだやまもとがまちゅうがたがま |
数量 | 各1棟 |
登録(分類) | 登録有形文化財(建造物) |
登録日 | 平成19年7月31日 |
所在地 | 奈良市赤膚町 |
所有者 | 個人 |
小学校区 | 六条 |
構造形式 | 展示室及び旧作業場:木造平屋一部2階建、瓦葺、建築面積215平方メートル 大型窯:煉瓦造、奥行18メートル、幅5.4メートル 中型窯:煉瓦造、奥行9.7メートル、幅3.3メートル |
年代 | 展示室及び旧作業場:明治後期/昭和17年(1942)増築 大型窯:江戸末期 中型窯:昭和26年(1951)頃 |