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がん検診受診率向上に向けた集中キャンペーン月間

ページID:0212715 更新日:2025年9月22日更新 印刷ページ表示

がんは日本において昭和56年より死因の第1位となっており、国民の2人に1人『がん』になっています。しかし、”がん”=「死」ではなく、治る病気になりつつあります。

今は医療技術の進歩によって、早期発見・早期治療ができるようになりましたが、日本のがん検診受診率は、他の国に比べて非常に低い状況です。

がんで命を落とさないためには何といっても「早期発見」が大切です。

自分のために、大切なご家族のために、がん検診を受診してください。

厚生労働省は、第4期がん対策推進基本計画(令和5年3月28日閣議決定)において「がん検診受診率60%以上」を目標に掲げ、​毎年10月1日から31日までを「がん検診受診率向上に向けた集中キャンペーン月間」とし、国民にがん検診への関心を深めていただく取り組みをしています。

キャンペーン月間啓発展示

キャンペーン期間中、以下の場所でポスターやリーフレット等の啓発展示を行っています。
ぜひご覧いただき、検診にお役立てください!


9月29日(月曜日)~10月3日(金曜日)市役所本庁舎1階正面玄関ホール
10月8日(水曜日)~10月24日(金曜日)はぐくみセンター1階ウェルカムホール

がんによる死亡者数は年々増加しており、我が国における死亡原因の第一位を占めています。

死因別死亡率の推移

死因別死亡率の推移 1位悪性新生物、2位心疾患 3位老衰 4位脳血管疾患 5位肺炎

がんの統計編集委員会編 がん研究振興財団発行 がんの統計〈2024年版〉

市のがん検診はこんなメリットがあります!

早期のがんが発見できます!

 奈良市では、胃がん(胃がんX線検診胃がん内視鏡検診)・肺がん(肺がんX線検診)・大腸がん(大腸がん検診)・乳がん(乳がん検診)子宮がん(子宮頸がん検診) の5種類のがん検診を実施しています。

 これらの「がん検診」の方法は、その有用性(死亡を防ぐ効果)が科学的に示され、不利益も少ないと判断されている検診です。また、これらのがんは早期に発見すれば高い確率で治すことができます。
 初期段階で発見するためには、定期検診が欠かせません。自覚症状がなくても必ず検診を受けましょう。

がん以外の病気が見つかると、治療につなぐことができます!

 がん検診ではがんを見つけることが目的ですが、がんになる前段階の病変(例えば、ポリープや潰瘍など)やがん以外の病気が見つかることがあります。

低額料金で受けられます!

 市の補助がありますので、比較的低額料金で受けることができます。

 無料クーポン対象の方は、「無料」で受けることができます!
年齢 無料クーポン対象の検診
令和7年4月1日時点で20歳の方 子宮頸がん検診
令和7年4月1日時点で40歳の方 乳がん検診

 詳しくはこちら⇒がん検診推進事業

奈良市のがん検診は個別通知を行っています!

 成人の各種検診・健康診査はこちらをご覧ください。

生活習慣を見直し、がんを予防しましょう!

がんを防ぐための新12か条(参考:公益財団法人がん研究振興財団)

1条 たばこは吸わない

2条 他人のたばこの煙を避ける

  • たばこを吸っている人は禁煙しましょう。
  • 吸わない人も他人のたばこの煙を避けましょう。

禁煙のイラスト  分煙のイラスト

3条 お酒はほどほどに

 アルコールが体や精神に及ぼす影響は、飲酒量ではなく、「純アルコール摂取量」が基準となります。

お酒に含まれる純アルコール量の算出方法
 お酒の摂取量(ml)×アルコール濃度(度数または%/100)× 0.8 = 純アルコール量(g)

  奈良市21健康づくり<第3次>では、適量飲酒を1日当たりの純アルコール摂取量「男性20g」「女性10g」としています。※これは、飲酒習慣がない人に対してこの量の飲酒を推奨するものではありません。

 男性の食道がんや胃がんの場合は、たとえ少量であっても飲酒自体が発症リスクを上げてしまうこと、大腸がんの場合は、1日当たり20g程度(週150g)以上の量の飲酒を続けると発症の可能性が上がる等の結果を示した研究があります。※飲酒による疾患への影響については個人差があります。(厚生労働省「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」より)

【純アルコール量20gの目安量】
・ビール…中瓶1本(500ml)
・清酒…1合弱(160ml)
・ワイン…グラス2杯弱(200ml)
・焼酎…25度半合強(100ml)
・ウィスキー…ダブル(60ml)

お酒を飲む女性のイラストお酒を飲む男性のイラスト

4条 バランスのとれた食生活を

5条 塩辛い食品は控えめに

 食塩は1日当たり男性7.5g、女性6.5g未満、特に、高塩分食品(たとえば塩辛、練りうになど)は週に1回以内に控えましょう。

6条 野菜や果物は不足にならないように

  • 野菜や果物不足にならないようにしましょう。
  • 飲食物を熱い状態でとらないようにしましょう。

食事をする男性 果物のイラスト 食事を冷まして食べようとする女性

7条 適度に運動

 厚生労働省は「健康づくりのための身体活動・運動基準ガイド2023」の中で、下記のように推奨しています。

・高齢者の身体活動について
 →「歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を1日40分以上(1日約6,000歩以上)行うこと」

・成人の身体活動について
 →「歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を1日60分以上(1日約8,000歩以上)行うこと」
  それに加え、「息がはずみ、汗をかく程度以上の運動を週60分以上行うこと」を推奨しています。

ウオーキングする女性のイラスト運動する男性のイラスト

8条 適切な体重維持

 健康日本21(第3次)の中で、適正体重は「BMI18.5以上25未満(65歳以上はBMI20を超え25未満)」とされています。

 BMIとがんによる死亡また、死亡全体のリスクについてみた研究では、がんのリスクの低いBMIの範囲は、中高年期男性ではBMI21以上27未満,中高年期女性ではBMI21以上25未満という結果となっています。

体重計のいらすと体重計に乗る女性体重計に乗る男性

9条 ウイルスや細菌の感染予防と治療

ウイルスの画像

10条 定期的ながん検診を

 1年または2年に1回定期的に検診を受けましょう。検診は早期発見に有効で、前がん状態でも発見できます。

国ですすめる有効ながん検診
検診項目

対象者・検診間隔
(年齢は令和8年3月31日時点の年齢)

胃がん検診 50歳以上の男女・2年に1回
肺がん検診 40歳以上の男女・年に1回
大腸がん検診 40歳以上の男女・年に1回
子宮頸がん検診 20歳以上の女性・2年に1回
乳がん検診 40歳以上の女性・2年に1回

バリウム検査を受ける男性 乳がん検診(マンモグラフィー)を受ける女性

11条 身体の異常に気がついたら、すぐに受診を

 やせる、顔色が悪い、貧血がある、下血やおりものがある、咳が続く、食欲がない、などの症状に気がついたら、かかりつけ医などを受診しましょう。

病院のイラスト問診を受ける男性のイラスト

12条 正しいがん情報でがんを知ることから

  • 科学的根拠に基づくがん情報を得て、あなたに合ったがんの予防法を身につけましょう。

パソコンで検索する男性のイラストパソコンで検索する女性

がんについての詳しい情報は、こちらもご覧ください。

   →独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センター<外部リンク>

   →スクリーニングの利益・不利益等の適切な情報提供サイト(検診/健診ナビ)<外部リンク>

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