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令和2年4月1日に、食事により摂取することが望ましい熱量及び栄養素の量の基準が改正されました。この基準は「日本人の栄養摂取基準」として、健康増進法において国民の健康の保持増進のため摂取することが望ましいエネルギー及び栄養素の量の基準を厚生労働大臣が定めるもので、5年毎に国で見直されます。今回改訂された食事摂取基準(2020年版)の使用期間は、令和2年度から令和6年度までです。
食事による栄養摂取量の基準の一部改正について [PDFファイル/1.12MB]
(令和2年1月21日告示、健発121第7号、厚生労働省告示)
日本人の食事摂取基準(厚生労働省)<外部リンク>
概要や報告書、スライド集、過去の基準等
性別 | 男性 | 女性 | ||||
身体活動 レベル |
低い | 普通 | 高い | 低い | 普通 | 高い |
65~74歳 |
77g~103g | 90~120g | 103g~138g | 58g~78g | 69g~93g | 79g~105g |
75歳以上 |
68g~90g |
79g~105g |
― |
53g~70g |
62g~83g |
― |
出展:「日本人の食事摂取基準(2020年版)策定検討会報告書」表8「身体活動レベル別に見たたんぱく質の目標量(g/日)」
※1:極端なやせ等なく標準的な体位の方の場合。腎臓病でたんぱく質摂取量の制限がある場合等を除く。
※2:身体活動レベル「普通」は自立している人、「低い」は自宅にいてほとんど外出しない人や高齢者施設で自立に近い状態で過ごしている人にも適用できる値。
3.若いうちからの生活習慣病予防を推進するため、以下の対応がなされています。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
成人 | 7.5g未満 | 6.5g未満 |
高血圧及び慢性腎臓病(CKD)の重症化予防のための食塩相当量 | 6.0g未満 |
出展:「厚生労働省告示第10号 別表第三十四」
給食における栄養管理や栄養指導において、新たな基準への対応をよろしくお願いします。