女性消防職員の勤務状況
令和6年4月1日現在、奈良市消防局には15名の女性消防職員が勤務しており、消防業務、救急業務、通信指令業務、予防業務、総務業務などを担当しています。通信指令業務や現場対応の消防業務、救急業務については24時間の交替勤務を行っています。
また、昨年度まで総務省消防庁(2年間の実務研修、部署:救急企画室)に女性職員を派遣していました。
取り組み内容
- 全職員に占める女性職員割合増をめざします。
- 採用試験における女性受験者を増加させるために近隣大学及び専門学校等における就職説明会等へ積極的に参加します。
- 現職女性消防職員の職務意欲向上の為、各種資格の取得や研修等への派遣を推進します。
- 女性救急救命士を養成し、交替勤務制における職域拡大を目指します。
- 救急自動車を含む消防車両の機関勤務員資格について、女性の資格者を育成し職域拡大を目指します。
- 消防指令センター(通信指令室)に女性用施設(仮眠室等)を整備し、女性職員を配置しました。
- 第1回 女性職員の更なる活躍推進のための合同研修会 [PDFファイル/475KB]を実施いたしました。
各種支援制度
出産・育児に関する各種休暇制度があります。
- 産前・産後休暇
出産予定日以前8週間から出産日後8週間まで取得可能です。
- 育児休業
子が3歳に達するまでの間取得可能です。
なお、育児休業取得中は無給となりますが、原則として子が1歳まで共済組合から給付金が出ます。
- 部分休業
子が小学校就学の始期に達するまでの間、1日2時間を限度に30分単位で取得可能です。
- その他
妊娠中の女性職員の通勤緩和休暇、妊娠中又は産後の女性職員の健康診査、育児時間休暇、子の看護休暇等、妊娠・出産・子育ての時期には法令等に基づいた休暇・休業等の制度を活用することができます。
採用について
採用情報については奈良市職員採用ページをご覧ください。
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職員の給与の男女差の情報公開
消防士を目指したきっかけ動機は何ですか?
・救急救命士資格を取得し資格を活かせる職場が消防職員であったから
・直接人の役に立つ仕事がしたいと思ったから
・社会に貢献できる仕事に就きたいと思ったから
・保育士として働いていましたがより多くの人の役に立ちたいと思い転職しました
・2011年に発生した紀伊半島大水害で被災した際に救急隊の方に助けていただいた経験があり、私も人のために何かしたい、人を助けたいと思い消防士を目指しました
・出身地が豪雨災害の被害に遭いその際に身近で消防士の活動を見たことがきっかけです
・知り合いの女性救急救命士に憧れ消防士を志望しました
・身体を動かす職種で女性消防士は珍しい職業であったから
・自分が傷病者となったとき女性の救急隊がいれば安心感があると感じ消防士を目指しました
・高校時代の部活動の先輩が女性消防士となり衝撃を受けたことがきっかけです
・就職活動の際に医療系職種を探していたところ救急救命士という資格を見つけ医療機関で患者さんを待つのではなく、自らが助けを求める傷病者のもとへ出動し、最前線で救命活動を行う救急救命士にしかできないところに魅力を感じました
奈良市消防局を選んだ理由は何ですか?
・奈良市は歴史と自然と近代的な暮らしが融合した美しい都市であり、その都市を守る一員として働きたいと思ったから
・奈良市に数多くある大切な文化財を守りたいと思ったから
・生まれ育った奈良市の安全安心を守りたいと考えたから
・生まれ育った街であり、奈良市の安全安心を守りたい、恩返しをしたいという思いから奈良市消防局を選びました。
・奈良市で生まれ育ったわけではありませんでしたが、自分にとって馴染みのある場所であったため
・受験当時、女性職員が勤務している消防がほとんど無かったのですが、奈良市消防局では、現場の最前線で女性職員が活躍していることを知り、その先輩方に憧れてここで働きたいと思いました。
消防士になってよかったと思うこと、やりがいについて
・救急現場で「女性の方に来てもらえて安心した」と声をかけてもらえたとき
・火災救助出動や救急搬送した傷病者やその家族の方などから、後日お礼の手紙をいただいたときや、直接消防署に、ありがとうございました!と言いにきてくださったとき
・住民の方々に「あなたがいてよかった」と言っていただける活動ができたとき
・体力面・精神面で大変なことも多いけど、達成感が大きい
・救急や火災予防など、自身の生活面でも活かす事ができること
・1件でも火災を減らしたいという思いで火災予防広報や立入検査等を実施しているので、広報がきっかけで消防に興味をもってもらえたり、違反が是正されたときにやりがいを感じる
奈良市消防局のいいところは何ですか?
・女性職員同士仲が良く男性職員もアットホームなところ
・女性の意見を取り上げてくれるところ
・女性に優しい男性職員が多いところ
・女性であることを最大限に活かして活動できる場面がたくさんあるところ
・出産・育児に関する支援制度やその制度を利用する環境も整っているところ
・女性職員のうち半数が家庭(子育て)と仕事を両立しているので、何かあれば相談することができるところ
・他都市と比較し、女性職員の割合が比較的多く、女性職員の採用に前向きなところ
・風通しのよい職場で、様々な業務に携わることができるところ
・男性職員に比べ女性職員の数が少ない為、各個人の意見を聞いてもらいやすいところ
・文化財と鹿に囲まれ、とても風情が感じられる町並みであるところ
・消防・救助・救急・予防業務などの多岐にわたる業務をこなし活躍している職員がたくさんいるところ
・世界遺産や重要な文化財が多くあるので、立入検査や合同訓練などを通じてこれらに触れる機会が多くあるところ
・1300年以上の歴史のあるこの町を後世に繋ぐ重要な役割を担うことを誇りに思いながら勤務できるところ
・職員が400名足らずの中規模消防ですが、女性職員数は全国平均より多く、お互いの顔が見える環境であるところ
・女性職員の年齢層も程よく分散されており、同世代同士で悩みを相談したり、ロールモデルとなる先輩がいたりと、まだまだ少数ですがお互い協力しあえるところ
改善してほしいところは何ですか?
・女性が当直できない庁舎がまだあるので、すべての庁舎で女性職員が当直勤務できるようにしてほしい
・庁舎の耐震や老朽化対策なども含めて全職員が働きやすい環境に改善してほしい
・女性職員の業務は、事務・消防業務(火災出動等)・救急業務のみであるので他の業務(通信業務・救助業務等)への職域を拡大してほしい
・緊急消防援助隊(大規模災害時における広域応援)への派遣について考慮してほしい
・閉鎖的とならないよう新しい情報を多方面から取り入れること、外部で活動すること、繋がりをもつことに消極的にならないでほしい
男性職員に聞きました 女性職員がいてよかったと思うところは何ですか
・職場の雰囲気が明るくなる
・細かな気配りにより傷病者(患者さん)に安心感を与える
・現場活動時に傷病者が女性や子供であった時に女性隊員がいてよかったと思う
・子育てと仕事を両立している女性職員に刺激を受ける
・女性ならではのきめ細やかな心配りで市民に安心感を与える
施設の紹介
奈良市鶴舞西町にある奈良市西消防署の女性用施設です
関連リンク
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