- 【期間】 平成25年8月6日(火曜日)~9月29日(日曜日)
[休館]月曜日(ただし9月16・23日は開館)・9月17日(火曜日)・9月24日(火曜日)
- 【時間】 9時30分~17時 (入館は16時30分まで)
- 【入館料】 無料
- 【内容】 約160年前の嘉永7年(1854)6月、11月の大地震発生時の奈良の様子などを記録した史料を紹介します。6月の地震は伊賀上野付近を震源地とする内陸直下型地震で、震源地に近い月ヶ瀬に残る資料「大地震難渋日記」(石打自治会所蔵)、「地震帳」(個人蔵)からは、その揺れの激しさや余震の多さ、被害の大きさに驚いた様子が伝わってきます。奈良の町中においても、「井上町町中年代記」(井上町所蔵)や瓦版、日記などから被害の大きさや避難生活の様子がうかがえます。これらの市内に残る歴史資料を通して、過去の地震を振り返り、今一度災害への備えについて考えてみる機会にしてはいかがでしょうか。
- 【主な展示品】 大地震難渋日記、地震帳、井上町町中年代記(以上、奈良市指定文化財)、嘉永七年六月大地震瓦版、狛宿袮東友秋日記、古市村字嶋池、字新之池堤普請仕様帳ほか
- 【列品解説】 8月18日(日曜日)14時、9月1日(日曜日)15時30分
申込不要
- 【歴史講座】 「幕末の大地震と民衆」
[日時]9月1日(日曜日) 13時30分~15時
[場所]奈良市音声館<外部リンク> ホール
詳細・申込方法は、こちら
地震帳(市指定文化財・個人蔵)
月瀬村の今西伊助による嘉永7年6月地震発生時から9月末までの地震の被災状況や余震についての記録です。「大大大大大大大をうぢしん」と「大」の字を7つも書き連ねて、かつてない大地震に遭遇した驚きを表現しています。また、人間だけでなく、牛・馬・犬・猫・鶏も地震におびえていた様子が記されています。
嘉永七年六月大地震瓦版(個人蔵)
南都をはじめ伊賀上野、江州石部、亀山、三河岡崎、勢州四日市、和州古市などにおける大地震の被災状況を伝える瓦版です。
極大地震数控(個人蔵・写真展示)
南山城祝園照光寺住職円成師が嘉永7年6月発生大地震について、後世に伝えるべく残した記録です。嘉永7年6月から11月までの余震の発生時刻や揺れの大きさの他、山城や大和をはじめ、諸国の被災状況について記されています。
※写真の無断転載禁止
展示のチラシ[PDFファイル/291KB]は、こちら。
関連情報
奈良市史料保存館へようこそ!
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史料保存館展示「記録にみる幕末奈良の大地震」チラシ[PDFファイル/291KB]
<外部リンク>
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