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テレビや、新聞で「リコール」という言葉を見聞きする機会が増えていませんか。製品による事故の再発を防止するため、製造事業者等が製品を無償で修理したり、改修等を行うことがあります。こうした無償修理や改修等も「リコール」と呼ばれています。
リコールとは、製品に欠陥があることがわかったときに、法令の規定またはメーカー・販売者の判断で、修理・交換・返金などをおこない、製造・販売後の製品の安全を目指す制度のことです。便利な製品が増えるに従って私たちの製品は豊かになりますが、その半面で製品からの事故も増えているのも事実です。そのため、電気製品や燃焼機器以外にも、自動車や食品、更には衣類や医薬品といったあらゆる製品が、リコールの対象となっています。
リコールが行われた製品や車両などには、不具合の内容により、そのまま使用を続けると火災になるものが多くあり、出火した場所の環境や発見の遅れなどの条件次第では、大きな被害となる恐れがあります。
リコール情報を入手するには、いくつかの方法があります。得る手段としては、インターネットによる検索が有効です。消費者庁・経済産業省・国土交通省のホームページには、各種製品のリコール情報が公開されています。