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熱中症の応急手当

更新日:2016年5月13日更新 印刷ページ表示

涼しい環境に避難させてください

風通しの良い日陰やクーラーなどが効いている室内などが適しています。

衣服を脱がせ、体を冷やしてください

涼しい場所に移動したら、体から熱を奪うために、うちわや扇風機で風をあてることが一番効果的です。

風があたるように衣服を脱がせて皮膚を露出し、あまり汗をかいていないようであれば、皮膚に水をかけて濡らしてから風をあてる必要があります。

このとき、氷水をかけるよりもぬるい水をかけてから風をあてる方が効果的です。
氷のうなどが準備できれば、首、脇の下、太ももの付け根などにあてると冷却の助けになります。

なっぴぃ

ポイント

※体の冷却はできるだけ早く行う必要があります。!!

水分、塩分の補給

熱中症の傷病者は発汗によって、脱水状態になっているので水分を十分に補うことも重要です。
汗により水だけでなく塩分も喪失しているので、できれば水だけでなく少量の塩を加えた水か、最初から塩分の含まれているスポーツドリンクを飲ませるほうが効果的です。

医療機関での受診

本人が飲みたくないといっても、励まして飲ませるべきですが、反応が鈍く、自分で水が飲めない方に対して、無理に飲ませようとして水を口に入れると、誤って肺に入ってしまう危険があるので避けなければなりません。
こんなときは、すぐに119番に救急車を要請し、早急に医療機関で点滴による水分補給を受けましょう。

受診していいか迷ったら

#7119 奈良県救急安心センター相談ダイヤルへ

熱中症の救急事案 奈良市編

救急車

熱中症は、多くは高温環境下での労働や運動活動で発生していましたが、最近では日常生活においても発生が増加していると言われています。平成26年に奈良市では、5月19日から10月5日までの間で熱中症(疑いも含む)により116人が救急搬送されました。救急搬送された過去の熱中症の事案を何例か紹介します。熱中症は予防が肝心!!暑い夏が素敵な夏になるよう、予防対策をしっかりしてお過ごしください。

朝6時より屋外で作業をしていて、全身痙攣をおこした。

  • 通報:7月下旬12時 頃
  • 年齢:40歳代
  • 性別:男性
  • 体温:36.1℃
  • 気温:-
  • 湿度:-

部活(体育館)の練習後にふらつき動けなくなった。

  • 通報:7月下旬11時頃
  • 年齢:10歳代
  • 性別:女性
  • 体温:37.1℃
  • 気温:33.5℃
  • 湿度:50.6%

約10分間サウナに入り、その後意識を消失した。

  • 通報:7月下旬22時頃
  • 年齢:20歳代
  • 性別:女性
  • 体温:37.9℃
  • 気温:-
  • 湿度:-

ベッド(室内高温)でぐったりしているところを訪ねてきた娘に発見された。

  • 通報:8月下旬20時頃
  • 年齢:80歳代
  • 性別:女性
  • 体温:38.7℃
  • 気温:-
  • 湿度:-

誤って子どもを車内に閉じ込めてしまった。(開錠するまで約15分間)

  • 通報:9月下旬10時頃
  • 年齢:1歳
  • 性別:男児
  • 体温:37.9℃
  • 気温:21.3℃
  • 湿度:66.4

※気温・湿度は平成23年以前は計測しておりません

熱中症

関連リンク

総務省消防庁 熱中症対策リーフレット<外部リンク>


救急業務に関する申請・届出
119番通報に関する申請・届出