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奈良市消防局ではNTT固定電話からの119番通報の通報位置を通知する「新発信地表示システム」と、携帯電話及びIP電話からの119番通報の通報位置を通知する「位置情報通知システム」を統合した新システム「統合型位置情報通知システム」の運用を平成22年5月1日から開始します。
統合型位置情報通知システムとはNTT加入電話・携帯電話・IP電話等からの119番通報で音声通話と同時に通話している場所の位置情報を指令室に通知するシステムです。特に屋外からの通報で住所不案内の場合が多い携帯電話からの119番通報には位置情報を活用することにより、通報から出動までの時間短縮が図られ、迅速で確実な消防活動が可能となります。
携帯電話は第3世代(GPS測位対応機種)と呼ばれる機種が対象となります。対応機種等についてはお使いの各携帯電話事業者にお問い合わせください。IP電話については 「0742」で始まる電話番号を使用しているものが対象となります。
携帯電話(第3世代GPS測位対応機種)についてはより精度の高い位置情報が通知されます。それ以外の機種については受信基地局の位置から算出された位置情報が通知されますので、この場合についてはある程度の誤差が生じます。電波等の状況により位置情報が確認できないこともありますので、これまでどおり住所や目印となる目標物を伝えていただくようお願いします。
発信者番号非通知「184」を付加した119番通報の場合は位置情報の通知は行なわれませんただし、人の生命、身体等に差し迫った危険があると認められ、通報内容から直ちに通報場所の特定できない場合は位置情報を取得することがあります。