取組みについて
 全国的に救急需要が顕著に増加しており、本市においても昨年の救急出場件数が過去最多を記録しました。特に近年では、新型コロナウィルス感染拡大や猛暑による熱中症などにより救急車の連続出場が多発し、救急隊員の休憩時間を十分確保できない状況が頻発しました。このことから、救急隊等が連続出場により水分等が摂れない場合にコンビニエンスストアを利用し、救急隊員の体調管理を万全に図り、市民の安全・安心を守るために実施するものです。
 この取組みは、奈良県内の消防本部では初めて実施します。
奈良市の救急の現状
救急出場から消防署に戻るまでの最大所要時間
| 該当年 | 
所要時間 | 
| 令和元年 | 
4時間39分 | 
| 令和2年 | 
5時間18分 | 
| 令和3年 | 
5時間43分 | 
| 令和4年 | 
9時間21分 | 
| 令和5年(9月まで) | 
9時間39分 | 
 
 利用に際して
- 車両には必ず隊員1名が待機し、緊急要請に速やかに対応できる態勢をとります。
 
- 入店の際は、感染防護衣やヘルメットは着装せず感染対策を万全にします。
 
- 駐車スペースに駐車し、長時間の駐車はしません。
 
- 救急隊員に限らず長時間の火災出動時に消防隊員や消防団員が利用する場合もあります。
 
- 利用の際は、「立ち寄り中」の表示板を車両に掲示します。

 
救急車の適正利用について
 このようなことで救急車を呼んでいませんか?
- 救急車は無料だから(タクシー代がないから)
 
- 交通手段がないから
 
- 救急車だと優先的に診てもらえるから
 
- どこの病院に行けばいいのかわからないから
 
- 夜間・休日の診療時間外だから
 
 全国的にも救急搬送件数は年々増加しており、奈良市も例外ではありません。救急車は限られた資源です。このような状態が続けは、本当に必要な傷病者への対応が遅れることにもつながります。
 救急車利用マニュアル<外部リンク>
 全国版救急受診アプリ「Q助」<外部リンク>
 救急安心センター事業(♯7119)<外部リンク>
 これらを参考に救急車の適正利用にご協力ください!
 
 
<外部リンク>
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