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消火器について

更新日:2019年11月7日更新 印刷ページ表示

初期消火の主役は消火器です

 家庭で一番身近な消火器具は消火器です。
 初期消火で消火器を使用した場合、7割以上が成功しています。
 しかし、実際の火災における消火器の使用率は2割程度です。
 いざという時に消火器を使えるようにしておきましょう。

初期消火での成功率 72.7%

消火器を使った初期消火成功率の円グラフ

消火器の使用率 23.2%

消火器の使用率の円グラフ

消火器の種類

 消火器は薬剤の種類によって、主に粉末消火器、強化液消火器、泡消火器があり、火災の種類に適した消火器を選ぶ必要があります。
 消火器に貼ってあるラベルが適応する火災の種類を示しています。

○ 白
普通火災(A火災)

木材、紙、繊維などが燃える火災

● 黄
油火災(B火災)

灯油、ガソリンなどが燃える火災

● 青
電気火災(C火災)

電気設備などが燃える火災

粉末消火器 適応 粉末消火器 適応 粉末消火器 適応
強化液消火器 適応 強化液消火器 適応 強化液消火器 適応
泡消火器 適応 泡消火器 適応 泡消火器 不適応

消火器の使い方

1. 安全ピンに指をかけ、上に引き抜く。

安全ピンを引き抜く絵

2. ホース又はノズルを火元にむける。

ノズルを火元にむける絵

3. レバーを強く握って噴射する

レバーを握る絵

消火器のかまえ方

  • 屋外で使用する場合、風上から消火する
  • 低い姿勢で熱や炎を避けるようにして、徐々に近づく
  • 炎や煙にまどわされずに火元にノズルを向け、火元を掃くように左右に振り消火する

消火器のかまえ方の絵

 小型(1.5kg)のもので約15秒間薬剤が放出します。
 初期消火は最初の15秒が勝負です。

消火器の正しい設置方法

良い例
良い設置例

  • 備えつけの高さは1.5m以下にしてください。(棚の上など高いところは避けましょう。)
  • 手の届く適切な場所に設置しましょう。

悪い例

悪い設置例

  • 雨風にさらされる屋外では必ず格納箱に入れてください。
  • ガスコンロやストーブの近くは避けてください。

消火器の使用上の注意について

  • 容器やキャップに、サビ、キズ、変形、キャップのゆるみのあるものは、絶対に使用しないで下さい。容器の破裂等により重大な人身事故発生のおそれがあります。
  • 人に向かって絶対に放射しないでください。
  • 設置場所は高温多湿のところは避けてください。
  • 消火器は初期消火の器具です。消火範囲に限りがあります。
  • 適応火災はプレートの表示マークで確認してください。燃焼物によって適不適があります。
  • 火元に近すぎるとヤケドの恐れがあります。距離をおいて消火活動をしてください。

不用になった消火器は

 サビた消火器や変形のある消火器は、火災や訓練等でも絶対に使用しないでください。
 ガスの強い圧力に容器が耐えきれず破損し、思わぬ事故につながることがあります。
 次のような腐食のあるものは強度上危険ですから、絶対に使用したり操作したりせず、お買い求めになった販売店専門業者にお問合せ下さい。

層状はく離の腐食の写真
溶接部とその周辺の腐食

あばた状の腐食の写真
キャップとその周辺の腐食

使用に耐えない変形写真
使用に耐えない変形やキズ

消火器の購入・廃棄・詰め替えは

 タウンページの消防用設備・用品・保守点検欄に掲載されている専門業者を参照して下さい。

奈良市から自治会へ配備された消火器の廃棄処理は

 奈良市が昭和48年から昭和57年に自治会へ配備した消火器は、奈良市消防局で回収します。
 直接、最寄の消防署に持参していただくか、自治会で取りまとめ日時と場所を指定していただければ、職員が回収に伺います。

 奈良市で配備した消火器は、下記シール又は白で奈良市と印字されています。

白の印字
白で「奈良市」の印字


シールを貼った消火器の画像1シールを貼った消火器の画像2
奈良市のシール

問い合わせ

  • 奈良市消防局予防課(電話:0742-35-1192)
  • 西消防署(電話:0742-45-7621)
  • 中央消防署(電話:0742-22-7051)
  • 北消防署(電話:0742-71-9119)
  • 南消防署(電話:0742-35-1149)
  • 東消防署(電話:0743-82-0513)

悪質な消火器の訪問販売や点検にご注意下さい

 「消防署の方から来た」、「一般家庭にも設置義務がある」などと偽ったり、出入業者または契約業者を装って不当な価格で消火器の訪問販売や点検(薬剤詰め替え)を行う悪質な業者があります。

主な手口は

  • 前日、もしくは当日に電話を入れ、契約業者であるかのように錯覚させてから訪れます。
  • 契約書の内容を言わずに、署名・押印を求めてきます。
  • 点検に来ると、薬剤の詰め替えが必要だと言い消火器を車に積み込んでしまいます。
  • 消火器を相当数設置している事業所、アパート、百貨店、学校などが狙われます。

トラブルを未然に防ぐには

  • 一般家庭に消火器の設置義務はありません。
  • 消防署員、消防団員が消火器の点検を業者に依頼したり、販売することはありません。
  • 担当者(防火管理者等)が対応し、点検をはっきり断りましょう。
  • 身分証明書の提示を求め、必要であればコピーをとりましょう。
  • 契約書をよく読み、むやみにサインするのはやめましょう。
  • 相手が脅迫行為にでた場合は速やかに警察へ通報しましょう。

悪質な訪問販売のイラスト

 一般社団法人 日本消火器工業会のホームページ<外部リンク>


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