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奈良しみんだより令和元年8月号(テキスト版)2-3ページ 特集:新斎苑建設を進めています

更新日:2019年8月1日更新 印刷ページ表示

令和4年春の完成をめざして新斎苑の工事を進めています。

故人を慈しみ送る場である火葬場。
現在の奈良市火葬場(東山霊苑火葬場)は開設から100年以上が経ち、老朽化が進んでいます。
そこで、最新の機能を持った新斎苑の建設を進めています。

現東山霊苑火葬場は今から103年前の大正5年に開設され、数度の改修を経て現在に至りますが、老朽化が著しく、みなさまのさまざまなニーズや将来的な火葬件数増加への対応が困難です。そのため、現在奈良市では人生終焉の儀式の場にふさわしい安らぎのある、また環境や景観に配慮した新斎苑の整備を進めています。

工事遅延のお詫び

これまで令和3年2月末の完成をめざして工事を進めてきましたが、工事の遅れ等から、工期が1年弱延長され、完成時期が令和4年春となりました。
市民のみなさまにはご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません。今後は、工事の進捗管理を徹底して行い、安全に1日も早い供用開始に向け事業を進めていきます。もうしばらくご不便をおかけしますが、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

工事の進捗

  • 市道東部第285号線(鉢伏街道)側と県道奈良名張線側でそれぞれ工事を進めています。県道沿いには、平成30年12月11日に現場事務所を設置しました。
  • 鉢伏街道側では、昨年の12月から工事車両通行に伴う沿道の樹木剪定を行いました。さらに、沿道の計画地に仮囲いを設置し、車両の通行に必要となる待避所を整備した上で、令和元年5月13日から投棄物撤去に向けた事前調査を含む作業を進めています。
  • 県道側では、進入路を整備し、平成31年2月7日から濁水対策を施工、2月12日から河川の切り回し工事、その後、5月14日まで桟橋の整備を行いました。

進捗状況

  1. 鉢伏街道側 沿道の樹木剪定作業(平成30年12月〜31年1月末完了)
  2. 県道側 河川の切り回し工事(平成31年2月12日〜3月16日完了)
  3. 県道側 仮設桟橋整備工事(平成31年3月16日〜令和元年5月14日完了)
  4. 県道側 本設橋梁にかかる土留め工事(令和元年5月中旬〜5月末完了)
  5. 鉢伏街道側 投棄物撤去に向けた作業(令和元年5月13日〜現在)
  6. 県道側 本設橋梁橋脚の仮設工事(令和元年6月初旬〜現在)
今後の工事予定

今後は、本設橋梁の橋脚工事と並行して、橋台工事を施工し、上部工架設を経て、約1年かけて来年8月頃に橋梁が完成する見通しです。また、道路工事や敷地造成を進めながら、建物については今年度内に設計を完了し、建築工事に着手する予定です。(春日山や奈良の街並みを眺望することができる森の中に建設予定)

新斎苑の機能~待合室は10室でキッズルームも完備。動物炉と専用告別室も~

左右2つのゾーンに分けた11炉の火葬炉と、一方通行の回廊によって動線を整理することで、利用が集中する時でも他の会葬者と交錯することはありません。
待合室については、最大10室の対応を可能とし、壁を遮音移動間仕切りとすることで、会葬者の人数に対応した柔軟性の高い空間とします。また、遮音性を確保したキッズルームを待合室から目の届きやすい位置に計画しています。
家族の一員であるペットとのお別れを、心ゆくまで見送ることができるように専用の告別室も設けます。

【本特集に関する問合せ】新斎苑建設推進課(電話番号:0742-34-5161)