本文
3月23日、西部会館前で食の都市農村交流イベント「Tobu高原マルシェVol.2」を行いました。
同イベントでは、市の東部地域でしか出会えない冬野菜や加工品を市の中心部にて販売し、東部地域の魅力をPRしました。今回はこんにゃくやよもぎもち、梅干しやお茶等の加工品が勢ぞろいしました。販売を行う東部地域の販売所のスタッフと会話を交わしながら買い物を楽しむ人々で賑わいました。
市では今後も、都市と農村の交流を継続して行っていくための仕組みづくりを続け、東部地域の交流人口・定住人口の増加をめざしていきます。
市では、平成28年に開催した「東アジア文化都市2016奈良市」のコンセプトを引き継ぎ、アートプロジェクト「古都祝奈良ことほぐなら」を開催しています。
この一環として、3月25日にcoto coto(ならまちセンター)でアートディスカッション「生生活活―生きることとアート」を開催しました。韓国を拠点に活動するアーティスト、チェ・ジョンファさん、公共空間と対話をテーマに活動を展開する美術家、小山田徹さんをゲストに招き、今後の奈良におけるアートプロジェクトの可能性について話し合いました。
参加者それぞれが活発に意見を述べ、日常生活にアートの光を当てることの意味や、アートを通した文化の共有、奈良という場所とアートの融合性等、さまざまな視点で議論が盛り上がりました。
また、30日には「東アジア文化都市2016奈良市」で上演したオリジナル演劇に新たな演出を加えた「ならのはこぶね」をならまちセンターで上演しました。これは、オーディションで選ばれた中高生が演劇のプロと作品を創り上げ、創作の喜びを体感しその成果を発信するとともに、奈良を誇りに感じ、その文化について自分のことばで語れる人材を育成することを目的としています。
中高生たちはダイナミックな殺陣に挑戦する等、稽古を重ねて当日に挑み、思いのこもった演技で観客を魅了しました。
3月29日に、シェア自転車「モバイク」のサービスが関西エリア初として市内でスタートしました。このサービスはスマホのアプリに情報を登録するだけで、市内各所にあるサイクルポート(専用駐輪場)で自転車の貸し出し・乗り捨てができるサービスです。費用は30分120円で、市民・観光客にとって手軽な移動手段としての役割が期待されます。この機会に今まではアクセスしにくかった場所にも足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
4月2日に、平成30年度の奈良市新規採用職員の入庁式を行いました。一般事務職、保育教育士、土木職、建築職、社会福祉職、精神保健福祉士、学芸員、保健師、臨床心理士、清掃作業員、保安員、給食調理員の131人が市職員として新たな門出を迎えました。
今年度は待機児童対策として保育教育士採用に力を入れたこともあり、例年よりも多くの職員採用となったため、入庁式はいっそう活気のある雰囲気となりました。
仲川市長は、「1日も早く市民のために力を尽くせるような職員を目指して頑張ってください」と激励の言葉を贈りました。
5月5日はこどもの日。16ある国民の祝日の中でも最もポピュラーな祝日の1つではないでしょうか。制定から今年で70年目となる祝日法を改めて読むと、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」と定められています。つまり、子ども達の健やかな成長を願うという趣旨だけではない事が分かります。昨年、奈良で子育てをする岩城はるみさんとデザイナーの三原賢治さんが立ち上げた「オーライベイビープロジェクト」は正にその趣旨を体現するもの。
外出先で突然子どもが泣き出して、周囲の冷ややかな目に気まずい思いをした等、子育てにまつわるストレスやネガティブな感情を社会全体で変えていこうという企画です。赤ちゃんOK、子連れOKという暖かい雰囲気が徐々に広がれば、と私も陰ながら応援しています。
仲川 げん
リニア新駅は奈良市にこそふさわしい
お問合せ…観光戦略課(電話番号:0742-34-5607)
県民2,000人を対象としたアンケート調査結果報告の第三弾。今回は下記グラフの質問からリニアに期待されている役割を考えてみたいと思います。(1)では、賛成69.7パーセント、反対5.9パーセントと賛成多数。さらに賛成と回答した人を対象に行った(2)では、観光目的50.4パーセント、新駅周辺の活性化39.5パーセント、ビジネス目的6.5パーセントという結果でした。このアンケート結果によるとリニア新駅に期待される役割は観光目的であることが分かります。この点からも県内最大の観光地である奈良市はリニア新駅の設置都市にふさわしいと言えます。
みなさんの期待に応えるため、これからも誘致活動を推進していきます。
(1)県内にリニア中央新幹線の新駅ができることについて、どのように思いますか?
(2)リニア新駅が県内にできた場合、どのような役割を期待しますか?
※リニア新駅の県内設置賛成者のみ
里親さんを支える人たち編
今年度の里親支援ミニコラムは里親さんを支える人たちを紹介します。初回は、生駒市にある児童養護施設・愛染寮で勤務する菅尾さんです。
私にできることがあれば、いつでもお手伝いしますよ!
私は施設に勤めているので、里親登録時の実習先の一つとして里親さんと関わる機会があります。実習の時は、里親さんたちは主に子どもたちと一緒に過ごします。子どものトラブル等で対応に苦労されることも
ありますが、そのときは、どう対応したらよかったのか等を、職員と話し合ってもらっています。
里親として子どもを預かると、悩みごとにぶつかることも多いです。愛染寮では、里親さんの相談を聞いてアドバイスやフォローをしています。子どもへの対応を一緒に考える
ことで、悩みごとの解決方法が見つかることもあります。私にできることがあれば、いつでもお手伝いしますよ!
問合せ 子育て相談課(電話番号;0742・34・4804)※全文は市HPに連載