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奈良しみんだより令和8年10月号(テキスト版)2,3ページ 特集1:

ページID:0275600 更新日:2026年10月1日更新 印刷ページ表示

特集1.  ともに支え合う防災

7月28日に発生した令和8年熊本地震。10年前の熊本地震でも支援を行なった熊本県宇土市の要請を受け、市は発災2日後に職員派遣を実施。飲料水の輸送や義援金募金、ふるさと納税代理寄附等、現在も支援を続けています。
被災現場で見えたのは、もしもの時に孤立を防ぎ命を守る大きな力となる、日常からのつながりや支え合いの大切さでした。

まち×まちの支え合い

令和8年 熊本地震における奈良市の支援
市ではこれまでも、被災地支援を行い、自治体間の支え合いを重ねてきました。令和8年熊本地震の発生を受け、熊本県宇土市等の要請に応じ、現地のニーズに合わせ、迅速な支援を展開しました(下記数値は9月8日時点)。

人的支援…計49人
・宇土市、宇城市応援派遣:罹災証明書発行の受付や避難所の運営
・氷川町応援派遣:避難所や福祉施設への応急給水活動
・八代市保健師派遣:広域応援派遣及び八代市からの要請に基づく保健活動

物的支援
飲料水(490ml等)約70,000本 等
避難生活が長期化する中で、適切な衛生管理や体調管理につながる紙おむつやボディシート等、「命を守る物資」を輸送。

義援金募金
寄附額 計3,020,503円
・市施設へ災害義援金募金箱を設置(設置期間:9月29日正午まで) 
・各団体等が集めた義援金を被災地(宇土市)に届ける支援も

代理寄附
宇土市への代理寄附 計3,396,274円/193件
被災地の事務負担軽減のため、7月30日より、各ポータルサイトの特設ページで代理寄附の受付を開始

さとふる…https://www.satofull.jp/oenkifu/oenkifu_detail.php?page_id=542#city-nara-nara
ふるさとチョイス…https://www.furusato-tax.jp/saigai/detail/2901

コラム 官民の支え合いも力に!
迅速な物的支援を実現する災害時等の協力協定

物的支援では、民間企業からの紙おむつ等の支援も。迅速な対応の背景には民間企業と締結している災害時等の協力協定があります。行政と企業のパートナーシップが、災害時の支え合いの大きな力となります。
(1)奈良セントラルライオンズクラブより寄付
(2)市観光大使でシンガーソングライターの氷置晋さんとバイオリニストの農澤明大さんよりチャリティライブで集まった義援金の寄附
(3)市薬剤師会より寄附

被災地でのボランティア活動の支援も
宿泊費等最大3万円を補助
くわしくはこちら…https://www.city.nara.lg.jp/soshiki/20/272791.html

ひと×ひとの支え合い

日常からのつながりで災害関連死を防ぐ

災害関連死とは、地震等での直接的な負傷が原因ではなく、避難生活の肉体的・精神的な負担や、ライフラインの停止に伴う環境悪化によって亡くなることを指します。多くの人がこの犠牲となっており、引き金の一つには過酷な避難生活や孤立があります。

避難生活の長期化が招く危機

近年の災害で大きな問題となっている「災害関連死」。犠牲者全体に占める割合も増加傾向にあります((1))。震災のショックや余震への恐怖、避難生活による肉体的・精神的負担は、その大きな要因の一つです(表(2))。

(1)災害関連死者数の割合の変化
・阪神・淡路大震災(平成7年)
死者・行方不明者6,437人
災害関連死(割合)900人(13.9パーセント)

・東日本大震災(平成23年)
死者・行方不明者22,332人
災害関連死(割合)3,800人(17パーセント)

・熊本地震(平成28年)
死者・行方不明者276人
災害関連死(割合)220人(79パーセント)

・能登半島地震(令和6年)
死者・行方不明者594人
災害関連死(割合)364人(61.2パーセント)

参考:令和7年版 防災白書(内閣府)

(2)能登半島地震 災害関連死の要因
1位 震災のショック、余震への恐怖による肉体的・精神的負担
2位 電気・水道等の途絶による肉体的・精神的負担
3位 社会福祉施設の被災による介護機能の低下
4位 避難所等の生活の肉体的・精神的負担

出典:令和6年能登半島地震における災害関連死の概況(石川県 令和7年12月25日)

現地で見た 日常からのつながりや支え合いが命を守る

災害関連死を防ぐには、肉体的・精神的負担を減らす環境づくりが重要です。現地では、在宅の独居高齢者宅を訪問しましたが、猛暑や断水の中でも、近隣住民や区長が水を届け、様子を確認することで体調悪化を防いでいました。日頃からのご近所のつながりに加え、自治会や自主防災組織、民生委員・児童委員等による地域ぐるみの連携を生かすことで、誰も孤立させない支え合いやサポートを進めることができます。(令和8年熊本地震 派遣保健師)
数に限りがあるダンボールベッドも、「お年寄りから使えるように」と避難者同士で話し合い、助け合っていました。「県外から来て助けてくれる姿を見て元気がもらえる」という言葉をいただき、微力ながら役に立てていると実感しました。(令和8年熊本地震 派遣職員)

支え合いのまず一歩!

当日の受付がスムーズに避難所受付システムの事前登録
登録はスマートフォンから簡単です。いざというときの混雑回避のため、登録をお願いします。
事前登録はこちら…https://nara.scm-web.com/nara/jizen/01_input_people_count.html

メリット1 受付の時間を大幅短縮安心して避難できる
メリット2 家族をまとめて「一括登録」できる

【問合せ】危機管理課(電話番号:0742-34-4930)

「特集2」は…奈良市でもたくさんの人が地域コミュニティを日常から支えてくれています。その一つ「民生委員·児童委員」を知っていますか?

 


奈良しみんだより巻頭特集(Web版)