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奈良しみんだより令和8年3月号(テキスト版)2-5ページ 特集:

ページID:0257451 更新日:2026年3月1日更新 印刷ページ表示

備えどうしてる?
みなさんの声から見えた「防災」の今

昨年実施し、1,000件超の回答があった「市民防災意識調査」。調査から、市民のみなさんの不安や備え等、多くのことが明らかになりました。市の取り組みは?家庭でできる備えは?今こそ、あなたの「防災」を一歩進めてみませんか。

市民防災意識調査

市民のみなさんの防災意識、災害時の備え・行動の現状を把握し、今後の防災対策の見直しに活用するために実施しました。
【回答数】1,232件
【調査期間】昨年8月22日〜11月30日

回答者は50代以上が約7割。
男女比は約6対4で、夫婦のみか夫婦と子どもの世帯が中心

回答者の内訳
20代…5パーセント(66件)
30代…10パーセント(127件)
40代…17パーセント(206件)
50代…25パーセント(309件)
60〜64歳…15パーセント(180件)
65歳以上…27パーセント(335件)
その他…1パーセント(9件)

●調査結果の概要
・災害への危機感は高く、飲料水や食料等を備蓄している人は増えているが、市が推奨する1週間分に達していない人が多い
・家具の転倒防止等、備蓄以外の対策実施は半数以下にとどまっている
くわしくはこちら…https://www.city.nara.lg.jp/site/bousai-saigai/245388.html

NEXT 調査結果に基づき、奈良市の「防災」の今を案内します
ナビゲーター:須山さん一家 (麻友子さん、知春さん(小学4年生)、隆太さん)
「小学2年生が防災士に」というニュースから防災士に興味を持った知春さん。息子を応援するため、一家で防災士の資格取得に挑戦することに。自然災害等さまざまな防災に関する知識を学び、昨年、3人そろって資格取得試験に合格

自助·共助·公助のこと

自らの安全は自らが守る。
「自助」「共助」があってこそ、「公助」が機能
自助·共助·公助とは、事前対策を含めた災害時の取り組みのこと。大規模災害発生時には、市町村の行政機能が被災によってまひすることも想定され、地域の防災力である、自助·共助の重要性がより高まっています。

自助
·食料、飲料水の備蓄
·災害用トイレの備蓄
·避難経路とハザードマップの確認
·連絡手段の確保
·非常用持ち出し袋の準備
·家具の転倒防止 等

共助
·顔の見える関係づくり
·地域防災活動への参加
·高齢者等の避難支援 等

公助
·都市基盤の強化
·市民主体の活動の後押し
·避難所機能の充実 等

キニナル!公助·共助

質問:避難所受付システムを知っていますか?

調査結果:69パーセントが避難所受付システムを知らない
避難所運営で難しいとされるのが、避難者数や必要な物資の把握。市では、避難所の混雑緩和とスムーズな運営をサポートするため、避難所受付システムを導入しています。

登録は簡単2ステップ
1.避難所受付の二次元コードをスマートフォンで読み取る
2.氏名、生年月日等を入力して、受付完了
※家族や受付での代理入力も可能

知春さん…受付システムではどの避難所が空いているか、混雑状況をリアルタイムで確認できます。
くわしくはこちら…https://naracity.geocloud.jp/mp/35
登録された情報は、市が立ち上げる災害対策本部とも共有されるため、在宅避難者を含め、すばやく、必要な物資を配分することが可能です。

質問:地域の防災活動へ参加していますか?

調査結果:38パーセントの参加率
地域の防災活動について、約6割が参加していない現状が浮き彫りになりました。また、全体の24パーセントは地域の防災活動の存在を知らないという結果に。有事の際は助け合いが必須。顔の見える関係づくりが重要です。
自治会への加入 防災活動に参加 ご近所づきあい
地域の人を知り、地域の人に知ってもらう
自分・家族の命を助けることに

知春さん…阪神・淡路大震災では、閉じ込められた人の9割以上が、自助・共助で救出されたそう。地域の訓練は楽しいイベントも盛りだくさんなので、ぜひ参加を!

質問:コラム ペットを飼っているみなさん 一緒に避難する準備、できていますか?

調査結果: 38パーセントがペット同伴避難の備えをしていない人
ー 今できる備蓄 ー
・ペットフード5日分 ・薬 ・避難用のケージ ・首輪 ・リード ・トイレシート
備蓄だけでなく、ワクチン接種やケージに慣らす訓練、避難所までの避難訓練をしておくことも大切です。

ココカラ!自助  あなたの備えまずはここから

質問:何を備蓄していますか?

調査結果:10パーセントが特に備蓄していない
アンケートでは「家庭で災害用に備蓄しているもの」として、飲料水、食料等、多くの人が基本的な備蓄を行っている一方、「特に備蓄していない」人が1割いることも分かりました。また、食料等を備蓄している人も、回答の平均値は約4日分となり、市が推奨する「1週間分」を下回る結果となりました。

どうして1週間分?

大規模な災害で道路の寸断等が起こると、支援物資が届かない恐れがあります。能登半島地震では、5日以上かかったケースも。このため、市では、避難所や自宅での避難生活を想定し、「1週間分」の備蓄を推奨しています。

ローリングストックの始め方

食品を少し多めに購入し、食べた分だけ買い足しながら備蓄する方法です。まずは、日常的に食べている缶詰や袋麺等を、あと1個多く買うこと
(1)備える (2)食べる (3)買い足す

備蓄しているものトップ5

・懐中電灯…76パーセント
・飲料水…74パーセント
・食料…61パーセント
・災害用トイレ(下水道が破損しても使える簡易・携帯トイレ等)… 52パーセント
・モバイルバッテリー …51パーセント
・「特に備蓄していない」が1割

これも大切!調査では約半数の人が備蓄していた災害用トイレ。命や健康を守るために最も重要な備蓄品の1つです。

災害時
・家屋倒壊
・断水、下水道管の破損
・復旧に時間が必要
トイレが使えない!
1日5回×1週間分を備蓄

実際、何をどれだけ備えればいいの?
ライフライン復旧までをしのぐ

家に備えておくものできれば1週間×家族分
□ 水や食料
□ 生活用品 (簡易トイレ、カイロ等)
成人2人1週間分の食料(一例)

あなたの家族ならどれぐらい?
東京備蓄ナビで簡単確認
人数や年代等の入力で、必要な備蓄の種類・量を確認できます…https://www.bichiku.metro.tokyo.lg.jp/tool/

最初の1日をしのぐ

一時避難に持ち出すもの 非常用持ち出し品(一例)
□ 水・食料
□ ヘルメット
□ 衣類・下着・タオル
□ レインウェア
□ 軍手
□ 歯ブラシ
□ マスク・衛生用品
□ 生理用品
□ モバイルバッテリー
□ 携帯ラジオ
□ 緊急連絡先メモ
□ 小銭を含む現金
□ 携帯トイレ
□ トイレットペーパー
□ 防寒具
□ ハザードマップ
その他、子どものための備え等、家族の状況にあわせて準備してください。
重さの目安:男性15キログラム、女性10キログラム、高齢者や子ども6キログラム

麻友子さんから「出先での発災にも備え、非常用の備蓄品をポーチにまとめ、普段使いのカバンに入れています。あらゆるケースに備えておけば、より安心です」

質問:家具の転倒防止対策していますか?

調査結果:62パーセントが家具の転倒防止対策をしていない
過去の地震等では、多くの人が倒れてきた家具の下敷きになって亡くなったり、大怪我をしています。大地震発生時「家具は必ず倒れるもの」と考えて、転倒防止対策を行っておく必要があります。
・寝室や子ども部屋等、長時間過ごす部屋には高い家具を置かない
・家具を置く場合は、倒れた時に出入り口をふさがないよう向きや配置を工夫
・倒れそうな家具は、固定する器具等を設置
転倒防止金具で固定、扉の開閉をロック、家具の下に転倒防止マット

知春さん…手の届くところにホイッスルを備えておけば、さらに安心。鍵に取り付けるのもおすすめ!

質問:自宅付近の危険箇所、把握していますか?

調査結果:30パーセント ハザードマップを知っていても、自宅付近の危険箇所を把握していない人
地域のハザードマップの確認はこちら…https://www.city.nara.lg.jp/site/bousai-saigai/89308.html
「ハザードマップ」は、河川氾濫や土砂災害発生に備え、事前にリスクや避難経路等を把握するための地図です。想定される危険箇所や避難所等を明示しています。いざ災害が起きた時にあわてずに避難するためにも、ハザードマップを使って、「自宅から避難所までの安全なルート」を事前に確認しておきましょう。

隆太さん…家族が一緒にいないときの連絡方法や、はぐれたときの待ち合わせ場所も決めておくと安心

さらに!災害時には情報収集が重要に

正確な情報を必要なタイミングで収集できるよう、SNSのフォローや、防災アプリをダウンロードする等、事前に準備しておきましょう。
・防災情報満載!
奈良市防災ポータル https://www.city.nara.lg.jp/site/bousai-saigai/

・普段は防災豆知識も!
奈良市危機管理課X https://x.com/naracity_bosai

※災害時は市公式ホームページのトップページでも情報を発信します
市職員体当たり!防災について学べるショート動画を公開中
くわしくはこちら…youtube.com/shorts/jtpVpxmoPC0?si=_seiHwyxTGN05Wl9

【問合せ】危機管理課(電話番号:0742-34-4930)