奈良しみんだより令和6年1月号（テキスト版）2-5ページ　特集：

新年おめでとうございます
奈良市長 仲川 げん

令和5年は新型コロナウイルス感染症の暗雲が晴れ、4年ぶりに観光都市としてのにぎわいを取り戻した年でした。「古都奈良の文化財」の世界遺産登録25周年等、国際的な出来事の節目でもあったこの1年。海外からの観光客に向けた英語スローガン制定を足がかりに、大阪・関西万博を目指し、「日本のルーツ・奈良」に秘められた新たな魅力発信に注力いたしました。特に、富雄丸山古墳の歴史的発見は、古の奈良の技術力が、当時の世界水準を凌駕する可能性を示すものとなりました。
子どもセンター等の数年来に渡る大型事業が終了し、今後は腰を据えて、住みやすいまちとしてのブランド力を強化してまいります。子育て制度の拡充や進む企業誘致等により、近年は「共働き子育てしやすい街」としての注目も集めつつあります。今年はより一層、みなさまの期待を一身に背負い、力強く羽ばたく年にしてまいります。新しい年が市民のみなさまの幸多き一年となりますよう心からお祈りいたしまして、新年のご挨拶といたします。

謹んで新年のお喜びを申し上げます
奈良市議会議長 北 良晃

市民のみなさまにおかれましては、令和六年の新年を健やかにお迎えのことと心よりお喜び申し上げます。また市議会に対し、日頃より温かいご支援と格別なご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げられ、さまざまな活動が再開し、この奈良のまちも以前のようなにぎわいを取り戻しつつあります。本年がみなさまにとりまして、昨年以上に明るい笑顔が多く見られるような年となるよう願うばかりでございます。
市議会といたしましても、奈良大学との連携事業のような新たな試みも積極的に行いつつ、何よりも第一に活発な議論と慎重な審議を重ね、引き続き市民生活の向上と住みよいまちづくりに向け、鋭意取り組んでまいる所存でございます。
結びに、みなさまのご健勝とご多幸を祈念申し上げますとともに、変わらぬご支援、ご協力をお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。

令和5年 奈良市の出来事かるた

令和5年のできごとをかるたで振り返ります

・け
牽引す 奈良市独自の サポートで
保険適用の有無にかかわらず、市独自で不妊・不育治療費の補助を開始しました【1月1日】

・わ
若人の 新たな一歩 未来へと
二十歳を祝う会を開催。3457人が人生の節目を迎え、希望を胸に未来への一歩を踏み出しました【1月9日】

・て
手短に マイナンバーで 確定申告
毎年恒例の確定申告。マイナンバーカードによる簡単手続きを、藤高選手が体験しました【1月24日】

・つ
ついに出た この古墳には 誰眠る
全長2メートルを超える巨大な鉄剣と盾の形をした異形の銅鏡。比類ない副葬品に日本中がびっくり【1月25日】

・ち
注意して 耳を澄まして 下の句さがし
小中一貫校になったならやま小中学校での初の「百人一首かるた大会」。白熱した競技が行われました【1月27日】

・る
瑠璃色の 光がともる 奈良の夜
「なら瑠璃絵」の幻想的な瑠璃色の光が、冬の奈良を彩りました【2月8日〜14日】

・み
ミャクミャクと つながる歴史 創る未来
2025年開催の大阪・関西万博を、市はどう生かすか、各界の著名人や有識者とともに話し合いました【2月19日】

・い
今すぐに たどる手続き デジタルで
スマートフォン等から、各手続きにたどり着くことができる「奈良デジタル市役所」を開設しました。【3月3日】

・む
胸躍る 新芝コートで 一戦を
多くのみなさんに愛用されるテニスコートの芝を一新。オープン時に公開試合も行われました【3月19日】

・お
オリジナル HOPで伸ばす 個性かな
自分に合った学び方を選択できる2つ目の公設フリースクール「HOPあやめ池」を開設しました【4月1日】

・り
リニューアル ひろびろ駅前 西大寺
西大寺駅前広場の整備が完了しました。人々の憩いの場となり、にぎわいのある駅前空間になりました【4月1日】

・ほ
防災力 ドローン飛行で より高め
県内初、ドローンを活用した消防団情報収集部隊を創設。立ち入りが難しい事案で活用される予定です【4月1日】

・に
にこやかに 奈良の魅力を 広げます
奈良の親善交流等を行う「NARA CITY コンシェルジュ」。奈良愛あふれる3人です【4月4日】

・や
やっとかな コロナのトンネル 抜ける頃
新型コロナの5類移行により、日常への一歩を踏み出しました。街のにぎわいも戻りつつあります【5月8日】

・し
人材を 育ててまちの 課題解く
大和ハウス工業、事業構想大学院大学と連携し、地域課題解決に向けた、人材育成プロジェクトが発足【6月23日】

・も
もう一度 皆で愉しむ ドレミファソ
旧神功小学校のグランドピアノをイオンモール高の原に贈呈し、誰もが楽しめるストリートピアノが誕生【6月30日】

・あ
明日担う 子育て世帯 どっと来る
総務省の「住民基本台帳人口移動報告2022」で、市の年少人口の転入超過数が関西1位に【6月30日】

・ら
来庁の 課題を探る 調査隊
市民のみなさんが来庁せずにできる手続きがないか、職員が窓口を体験・調査しました【7月20日・27日】

・う
海を越え 轟く英語 スローガン
海外からの観光客に、古都奈良の新たな魅力を英語で発信するスローガンを制定しました【7月30日】

・ま
街駆ける アシスト自転車 補助します
電動アシスト自転車や、自転車乗車用ヘルメットの購入費補助を行い、利用を促進しました【8月1日〜】

・ろ
ロウソクの灯り 照らす浴衣姿
なら燈花会は4年ぶりに通常規模で開催。11月には世界遺産登録25周年を記念し、メモリアル燈花会も【8月5日〜14日】

・さ
斎苑で 大事な人に 思い馳せ
「奈良市斎苑 旅立ちの杜」で、クラシックライブを開催。ライブ直後には平和の祈りをささげました【8月6日】

・は
話し合い まちの未来を 子が描く
今年も「奈良市子ども会議」を開催。市が抱える課題等について子どもたちが議論し、発表しました【8月18日】

・え
描く道 デザイン用いて 経営を
経営者とデザイナーが伴走しながら企業を成長させる「デザイン経営」のセミナーを開催しました【8月18日】

・れ
連携し 次代に続く まちづくり
ペットボトルの水平リサイクルに関する協定を締結。循環型社会のまちづくりを進めています【8月28日】

・と
トライアル 跳ねる屋上 にっこりキッズ
市庁舎東棟の屋上をこども広場として開放。トライアルサウンディングによるイベントも実施しています【9月1日】

・せ
精一杯 頑張る学生 応援の輪
奈良で挑戦する学生と応援する団体の交流会を開催。学生と社会人が、熱い想いを交わしました【9月1日】

・か
鍵は森 循環資源を 考える
林業や山林経営に興味のある人に向けて、自伐型林業を学ぶイベントを開催しました【9月17日】

・そ
空に舞う 新たなスポーツ 幕上がる
ロートスケートボードパーク奈良がオープン。初心者から上級者まで楽しめるエリアを整備しました【9月24日】

・よ
四年ぶり 猿沢池に 花扇
采女の霊を鎮める例祭「采女祭」が4年ぶりの通常開催。福島県郡山市からは親善使節団も訪れました【9月29日】

・ね
熱帯びて 奈良の保護猫 人気者
市公式LINEで発信する保護猫が話題に。動物愛護フェスティバルには多くの人が訪れました【9月30日】

・ゆ
夢に見た キッズパークが完成だ
市こどもセンターに隣接する柏木公園内の遊具を一新し、キッズパークがオープンしました【10月4日】

・な
鳴りやまぬ 拍手喝采 親方へ
4年前の初場所優勝で、市を感動の渦に巻き込んだ千田川親方が、引退と親方襲名を報告しました【10月5日】

・め
めきめきと ふるさと納税 成長す
寄附額10億円達成に向けて、新規返礼品の開発会議だけでなく、特設ウェブサイトも開設しました【10月13日】

・ひ
響く音 五感に染みる プロの技
「ジャパン・ナショナル・オーケストラ」が、鼓阪小学校でアウトリーチコンサートを実施しました【10月15日】

・き
キャンベラと 紡いだ歴史 三十年
キャンベラと姉妹都市提携30周年を迎えました。両市それぞれ現地を訪れ、交流を深めました【10月26日】

・ふ
普段から 防災視点 身につける
今年も市総合防災訓練を実施し、9086人が参加しました。ドローンの最新技術も披露【10月29日】

・ぬ
塗り直し 漆黒の文字 取り戻せ
平城宮跡朱雀門の扁額再生のため、ふるさと納税で事業費を1月29日まで募集。額の裏への名前記載等の特典も【11月1日〜】

・へ
平素より まちに尽力 ありがとう
奈良市表彰式が今年で65回目を迎え、過去最多となる201者を表彰しました【11月3日】

・た
タッグ組み 共に啓発 火の用心
南消防署が全国で初めて、マクドナルドと共同で火災予防を啓発しました【11月9日〜15日】

・す
すえながく 願う継承 文字文化
最後の開催となった日本学書展。表彰式では子どもたちが好きな文字を書きました【11月19日】

・の
農家さん まごころ届ける 直送便
月ヶ瀬地区の特産品を市街地の飲食店へ流通促進させる「大和高原直送便」を実証実験【11月20日〜12月22日】

・こ
古都奈良の 世界遺産を いざ発信
「古都奈良の文化財」の世界遺産登録25周年を記念し、六社寺共通拝観券の発売や記念シンポジウムの開催等、市への観光を促す取り組みを実施【12月2日】

・く
紅の 夕日めがけて 走る坂
ロート奈良鴻ノ池パークのランニングコースの一部をリニューアル。頂上からは市街地を一望できます【12月4日】

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