新年のご挨拶
奈良市長 仲川げん
新年あけましておめでとうございます
市民の皆さまにおかれましては、清々しい初春をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。さて、本年は日本が「新しい時代」を迎える年です。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを翌年に控えるとともに、2025年開催が決定した大阪万博など、国全体が活気に溢れる、明るい未来の到来を感じさせます。特に本市においては、年間1600万人が訪れる観光都市として、大きく飛躍する礎を築く年でもあります。
「平成」は、バブル経済の終焉、少子化、高齢化や人口減少問題などに加え、震災をはじめとする多くの甚大な自然災害が発生する激動の時代でしたが、「新しい時代」は、すべての人にとって安心して、穏やかに暮らし、過ごせる時代になることを心から願うところです。市民の皆さまには、本市のさまざまな取り組みに対しましてお力添えをいただき、昨年も実り多い一年となりましたことお礼申し上げますとともに、本年も市政に更なるご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
皆さまにとりまして、新しい年が幸多き素晴らしい一年となりますよう祈念いたしまして、新年のご挨拶といたします。
奈良市議会議長 東久保 耕也
謹んで初春のお慶びを申し上げます
市民の皆さまにおかれましては、平成三十一年の輝かしい新年を健やかにお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。また、日頃より奈良市政並びに市議会に対し、ご支援とご協力をいただいておりますことに深く感謝申し上げます。
さて、昨今、我が国の経済状況は緩やかな回復基調と言われておりますが、それでもなお各処に閉塞感が充満しております。地方自治体に目を向けましても、依然として財政硬直化や自主財源確保が叫ばれ、本市も例外ではございません。こうした厳しい状況を乗り越えていくためには、時代を見据えた的確な情報分析を基に、行政と議会がお互いに知恵を出し合いながら市政運営に取り組まなければならないと考えております。
市議会といたしましては、喫緊の課題でもあります財政状況の改善、そして福祉施策の充実や災害対策への取り組みに対して、公平誠実に審議を尽くし、常に市民の皆さまの信頼に応えられるよう、地域住民の代表としての緊張感を持ちながら、市民生活の向上に全力を注いでまいる所存でございます。どうか本年も、市政並びに市議会に対し、昨年にも増して温かいご支援とご協力をお願いいたしますとともに、皆さまにとってよりよき年となりますことを祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。
平成30年 奈良市の出来事かるた
昨年の主な出来事を44枚のかるたにまとめました。
(かるた形式で各ひらがなの後に事業等の説明が入ります)
- な 奈良市制重ねた年輪 120
本市は明治31年2月1日に市制が施行され、平成30年2月1日に120周年を迎えました。
- へ ベルサイユ 奈良市とつなぐ 大石さん
奈良市制120周年記念 奈良市美術館再オープン記念展 後期展示「ベルサイユ百景より 大石良太作品展」を開催。(5月11日~27日)
- ひ 美術館 ミ・ナーラと ともに 再オープン
イトーヨーカドー奈良店跡地に、「ミ・ナーラ」が開館し、奈良市美術館が再オープン。市制120周年記念「奈良とベルサイユ~悠久の美を求めて~」を開催。(4月24日)
- せ 全国で ベスト16 一条イレブン
市立一条高等学校サッカー部が全国大会ベスト16の健闘。同校は2年連続8度目の出場。(平成29年12月30日~平成30年1月8日)
- る 類見ない 府県を超えた 協力関係
「奈良市と木津川市との連携・協力に関する包括協定」を締結。子育て・観光・災害対策など幅広く協力して取り組んでいきます。(1月12日)
- は 話し合い いじめをなくす 子どもたち
「ストップいじめなら子どもサミット」を開催。子どもたちがいじめについて話し合い、発表を行いました。(1月13日)
- た 食べ物を 必要な人へ フードドライブ
県内初の「フードドライブ」を市職員対象に試行。家庭で余っている食べ物を持ち寄り、NPO団体「フードバンク奈良」に寄付しました。(1月25日、26日)
- さ 殺処分 ゼロをめざして 譲渡会
1月28日に奈良市初となる「保護猫譲渡会」を開催。その後も殺処分ゼロをめざして、譲渡会を適宜開催しました。
- き 協力し健康寿命を延伸だ
全国健康保険協会奈良支部と「健康寿命延伸、予防医療にかかる連携協定」を締結。科学データに基づく分析等を行います。(1月30日)
- ふ 復元が完了、供用 京終駅
京終駅復元工事が完了し京終駅舎待合室の供用を開始しました。奈良町観光の南の玄関口としての機能が期待されます。(3月9日)
- こ 子育ての 悩みや不安を 総合支援
子育て相談課内に、子ども家庭総合支援拠点を設置。子どもが成長する中で家庭が抱える悩み事を聞き、一緒に考え各々の家庭にあったサポートをします。(4月1日)
- う 受け入れる メリット フェスタで 「再発見」
「奈良市」再発見フェスタを開催。リニアにまつわるクイズ大会や奈良女子大学附属小学校6年星組のリニア研究の発表を実施。(6月24日)
- て 天平の 時を感じる 大行列
春の平城京天平祭を開催。3月に開園した朱雀門ひろばから「平城京天平行列」をスタートする等、新しい趣向も。(5月3日~5日)
- い 犬猫の 幸せ望む パートナーシップ
犬猫の殺処分ゼロをめざし、市が定める認定基準を満たした販売業者を認定する「犬猫パートナーシップ店制度」をスタート。(6月6日)
- そ 相談をできるダイヤル・SNS
7月2日から「ストップいじめ ならダイヤル」を24時間体制に拡充。いじめ相談のできるSNSアプリの導入も行い「いじめ相談体制」を強化しました。
- や 休みの日 みんなが嬉しい お弁当
市内バンビーホーム43か所で夏休み等にお昼の弁当の提供を開始。行政が長期休みの初日から最終日まで昼食を提供するのは全国初。(7月20日)
- め 名勝負 奈良大附属 甲子園
奈良大学附属高等学校野球部が夏の甲子園に初出場。一回戦で羽黒高等学校(山形)に勝利しました。(8月10日)
- ほ ボランティア 被災地助ける善意の輪
平成30年7月豪雨の被災地である倉敷市に、市社会福祉協議会と連携して市民ボランティアを募集し派遣しました。また、市職員延べ133人も被災地支援活動を行いました。
- ま 真夏の夜 彩り豊かに照らし出す
奈良の夏の風物詩である「なら燈花会」が8月5日~14日に開催。ならまちの町並みを提灯が照らす「ぐれーとさまぁーふぇすた☆ならまち遊歩」が8月17日~26日に開催。
- あ 集まろう 田原の里でものづくり
「田原やま里博物館☆夏休み体験フェスタ」を開催。大和茶の茶摘み、木工作体験等、東部の魅力を再発見!(8月17日・18日)
- よ 4年生 環境学ぶ コンポスト
9月から順次、市立小学校4年生の全クラスを対象に、ダンボールコンポストを使用したゴミ減量体験授業を実施しました。
- か 観光の 魅力あふれる古都奈良市
平成29年奈良市観光入込客数が1600万人を突破。奈良市を訪れた訪日外国人客数は199万人で、平成19年から10年間で、約4倍に。(7月24日発表)
- と 友達も 守る心を育んで
9月7日から、SNS相談アプリ導入に際し、市立全小中学校で実施する、いじめの脱傍観者授業を開始。いじめを傍観せずに、どう止めるかを児童が考える内容でした。
- く 車ない 奈良市の魅力体感し
車に頼らない快適で持続可能なまちづくりを考える「モビリティウィーク」(9月16日~22日)を開催。9月22日には対象の地域で、車を使わない空間を体感してもらう「カーフリーデーなら」を実施しました。
- え 映画祭 大きく飛躍 10周年
市出身の映画作家・河瀬直美さんがプロデュースする「なら国際映画祭」が開催。今年は世界三大映画祭「カンヌ国際映画祭」、「ベルリン国際映画祭」とパートナーシップ提携をし、招待作品の上映も実施。(9月20日~24日)
- り 両都市の 交流膨らむ 図書館利用
木津川市民の北部図書館利用サービスを開始。公共施設の効率的な利活用を図ります。(9月30日)
- わ わかりやすい 紙面をめざしてリニューアル
広報紙「ならしみんだより」を9月号からリニューアル。「より読みやすい、わかりやすい、見つけやすい」紙面をめざします。
- す スポーツを みんなで楽しむ 体験フェスタ
奈良電力鴻ノ池パークで、子どもから大人まで楽しめる多種目のスポーツ体験型イベント「スポーツ体験フェスティバル」を開催しました。(10月7日)
- ち 中金堂 300年の時を超え
興福寺伽藍の中心的施設である中金堂が落慶し、法要が行われました。(10月7日~11日)
- も もう一泊 推し進める連携協定
東部地域の振興をはかるため、民間事業者と連携協定を締結(9月27日)。住宅宿泊事業を活用した「さとやま民泊」(里山を体感することができる体験型の民泊)を推進しています。
- の のびのびと 楽しく子育てできる支援
子育て支援サービスを拡充しました。ヘルパーを派遣する家事援助や一部の世帯にファミリー・サポート・センター事業の利用料の助成を開始しました。(10月1日)
- れ 連綿と 続く交流市民から
姉妹都市提携25周年を迎え、日豪で市民が交流。キャンベラからACTシニアコンサートバンドの来日や、奈良市からも市長や市民団の訪豪がありました。(10月)
- し 新駅を 奈良に呼び込む 誘致活動
11月5日に「平成30年度リニア中央新幹線奈良駅設置推進会議」を開催。翌日には当会議の会長である市長と副会長が奈良県に奈良市への中間駅設置を要望しました。
- け 慶州と 奈良市をつなぐ 訪問団
姉妹都市の慶州市(韓国)一行が奈良市を訪問し、慶州市長の朱洛榮(チュナギョン)氏に奈良市特別名誉市民章を贈呈しました。(11月2日)
- ね 年々と 重ねた功績 表彰式
奈良市表彰式を開催。福祉や産業の発展等、さまざまな分野で市政の発展に尽くされた85人と8団体を表彰しました。(11月3日)
- む 昔から 守り続けた 匠の技
奈良墨が経済産業省大臣指定 伝統的工芸品に。奈良県で3番目、奈良市で2番目の指定。(11月7日)
- ぬ 温もりを 地域で広げる 声かけ訓練
認知症の人を地域で支えるための「認知症見守り声かけ模擬訓練」を実施。(11月8日、14日)
- ろ 6か所の 直売所巡る 東部マルシェ
市東部地区の各直売所でTobu高原マルシェ2018を開催。東部地域の食・自然・人の魅力を伝え、東部地域への誘客を図っています。(11月17日〜12月24日)
- み 未経験 自信に変わる メディカルラリー
医療資格を持たない参加者で救急・救命対処を競う「市民メディカルラリー2018」を全国初開催。家庭や地域でできる災害医療を学びました。(11月18日)
- ら ラストまで 皆で歩こう大仏鉄道
開業120周年記念ウォークを開催。JR加茂駅からJR奈良駅まで、「幻」の鉄道の遺構をめぐりました。(12月1日)
- ゆ 悠久の 時を伝える 文化財
「古都奈良の文化財」が世界遺産登録20周年を迎えました。文化遺産セミナーや作品展などを行い、その価値を次世代に繋げました。(12月2日)
奈良市アートプロジェクト「古都祝(ことほぐ)奈良」
「東アジア文化都市2016奈良市」のコンセプトを引き継ぎ、古都奈良から新たな価値を創造するプロジェクトが始まりました。
- に 日常の 素材が彩る 現代アート
韓国を拠点に国際的な活躍をするチェ・ジョンファさんの作品「花 welcome」(3月9日〜25日)、「花の舎利塔Blooming Matrix」(11月17日〜29日)を展示。
- つ 集い合い たき火を囲み 語り合う
対話型アートプログラム「グリーン・マウンテン・カレッジ」を10月から12月まで5回開催しました。参加者は小さな火を囲んで、テーマについて自由に語り合いました。
- お オーディション 稽古を乗り越え 本番へ
オーディションで選ばれた中高生が演劇のプロと作り上げる演劇「ならのはこぶね」を上演。思いのこもった演技で観客を魅了しました。(3月30日、12月23日)