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令和2年2月3日付で、奈良市歴史的風致形成建造物を新たに3件指定しました。
これで、奈良市の歴史的風致形成建造物は全部で22件になります。
昭和18年(門 木造、棟門、桟瓦葺、塀 木造、桟瓦葺、北塀と南塀からなる)
明治~大正(土蔵造二階建、切妻造、妻入、本瓦葺)
住宅として活用中
前面道路の拡張計画をふまえた門、塀及び蔵よりなる屋敷構えは、周辺の町並みと調和した整った外観をよく維持しており、奈良町の町家の暮らしにみる歴史的風致の維持向上に寄与する。
昭和初期(木造つし二階建、切妻造一部入母屋造、平入、桟瓦葺、高塀付き)
昭和初期(木造平屋建、切妻造、桟瓦葺)
住宅兼カルチャースクール
伝統的な外観ながら2階座敷の構成は斬新で、茶室や露地を備えており、町家の暮らしにみる歴史的風致及び茶の文化にみる歴史的風致の維持向上に寄与している。
大正4年(木造二階建、切妻造、平入、桟瓦葺)
大正~昭和前期(木造平屋建、切妻造、桟瓦葺)
大正~昭和前期(木造つし二階建、切妻造、平入、桟瓦葺)
大正~昭和前期(木造平屋建、切妻造、平入、桟瓦葺)
カフェ、レンタルスペース、民泊、住居として活用中
主屋は整った外観を示し、附属屋も町家の屋敷構えを伝え、茶室を設け数寄屋風意匠を取り入れる点は町家の暮らしに茶の文化が溶け込んでいることをよく示しており、奈良町の町家の暮らしにみる歴史的風致及び茶の文化にみる歴史的風致の維持向上に寄与する。
「奈良市歴史的風致維持向上計画」に記載された重点区域(奈良町及び奈良公園地区)内の歴史的な建造物で、歴史的風致の維持及び向上のために重要であると認められる建造物を指定し、保全を図る取り組みを行っています。
なお、指定されると国の登録有形文化財と同様に、相続税について税制優遇制度があります。
住宅7件、住宅兼店舗4件、展示スペース1件、駅舎1件、店舗(飲食・ギャラリー・物販等)4件、ゲストハウス2件