
宮跡庭園(園池と復原建物)
- [場所]奈良市三条大路一丁目5-37
- [解説]
昭和50年の発掘調査により発見された、園池を中心とする奈良時代の庭園遺跡であり、日本古代の庭園の姿を伝える貴重な文化財です。園池は比較的浅く大小の石を使って作られており、形はS字状に屈曲しています。平城宮の離宮または皇族等の邸宅(宮)であった可能性もあることから「宮跡庭園」(みやあとていえん)と名付けられ、他に類例のない高い歴史的価値から昭和53年に国の特別史跡に指定されました。平成4年には、古代庭園の意匠・作庭技法を知ることができるなど、学術的・文化的価値があらためて評価され、国の特別名勝に指定されました。特別史跡と特別名勝の両方に指定された古代の庭園は、当園の他は平城宮東院庭園(特別史跡「平城宮跡」に含まれる)と岩手県の毛越寺庭園(特別史跡「毛越寺境内附鎮守社跡」に含まれる)の2ヶ所しかなく、我が国屈指の貴重な庭園です。公開にあたっては発掘遺構である園池を露出展示するとともに奈良時代の建物を復原しています。
- [入園]無料。午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)。
受付で解説パンフレット [PDFファイル/1015KB]をお受け取りください。
Explanation pamphlet [PDFファイル/875KB]
- [休園日]
(1)毎週水曜日(その日が祝日の場合は開園し、後の平日を休園にします)
・令和8年2月11日(水曜日・祝日)は開園し、翌日12日(木曜日)を休園とします。
※ただし、秋の菊花展開催中【10月19日(日曜日)~11月16日(日曜日)】は水曜日も開園します。
- (2)祝日の翌日(その日が土・日曜日または別の祝日の場合は開園します)
7月22日(火曜日)、8月12日(火曜日)、9月16日(火曜日)、10月14日(火曜日)、11月25日(火曜日)
1月13日(火曜日)、2月24日(火曜日)
(3)年末年始(12月26日~1月5日)
- [交通]
・近鉄新大宮駅から西へ約1km。
・近鉄奈良駅または新大宮駅からバスで「宮跡庭園」下車すぐ。
- [その他]
・駐車場はありません。
※来園にあたり自動車使用が必要な特別な事情があれば事前にお問い合せください。
宮跡庭園写真ギャラリー

園池

園池

園池のせせらぎ

復原建物からの眺め

冬の風景

梅と復原建物

宮跡庭園敷地図
地図情報
平城京左京三条二坊宮跡庭園
<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)