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奈良町の町政を担当した奈良町上町代(かみちょうだい)が、奈良奉行所で執務を行った際の執務日記5冊と、当番与力(よりき)による執務日記1冊です。
町代は奈良町の有力町人から選ばれた町役人で、上町代2名と補佐役の下町代(しもちょうだい)3名が奈良奉行所内にある町代部屋(ちょうだいべや)に交代で詰めて、与力の指示のもと、町方と奉行所を取り次ぐ役割を担っていました。本書には、奈良町その他から奉行所に提出される訴訟や届の記録や触(ふれ)の覚書、奉行の動向や来訪者の接待の記録、春日若宮祭礼や興福寺薪能など南都寺社の行事のことなど、多彩な記事が収録されています。
本史料は、奈良奉行所や奈良町の歴史資料の少ない寛文期を中心に、奈良奉行所の地域支配や当時の奈良町の社会状況、歴史を知るための基本史料として重要なものです。
件名 | 奈良奉行所与力・町代日記 |
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かな | ならぶぎょうしょよりき・ちょうだいにっき |
数量 | 6冊 (奈良奉行所与力日記1冊、奈良奉行所町代日記5冊) |
指定(分類) | 奈良市指定文化財(歴史資料) |
指定日 | 平成17年3月8日 |
所在(有) | 奈良市春日野町 個人 |
小学校区 | 鼓阪 |
寄託 | 史料保存館 |
形状等 | 紙本墨書 (1)奈良奉行所町代日記 寛文7年(1667) 縦32.1cm 横24.6cm (2)奈良奉行所町代日記 寛文8年(1668) 縦31.4cm 横24.9cm (3)奈良奉行所町代日記 寛文9年(1669) 縦32.6cm 横24.0cm (4)奈良奉行所町代日記 寛文10年(1670) 縦32.5cm 横24.0cm (5)奈良奉行所与力日記 宝永4年(1707) 縦28.0cm 横23.1cm (6)奈良奉行所町代日記 文化4年(1807) 縦29.0cm 横22.8cm |
備考 | 江戸時代 |