- 【期間】 平成26年1月15日(水曜日)~3月16日(日曜日)
[休館] 月曜日・2月12日(水曜日)・(2月11日(火曜日・祝日)は開館)
- 【時間】 9時30分~17時(入館は16時30分まで)
- 【入館料】 無料
- 【内容】 奈良町のくらしや行事の中で身近にいる動物のうち、今年の干支の午(馬)、鹿、春日若宮おん祭大宿所の懸鳥(かけとり)にゆかりの古文書や絵馬、そして市内の遺跡の発掘調査出土品を展示・紹介します。ぜひこの機会に、いにしえから続く奈良の歴史と文化にふれてみませんか。
- 【主な展示品】 馬形埴輪、杏葉轡、土馬、土人形、赤膚焼皿、双鳥文六稜鏡、興福寺一言観音小絵馬、大宮家文書「御神楽記録断簡」、「大宿所当屋之調度もの春日若宮祭用威儀もの控」、「大宿所日記覚帳」、「春日社若宮祭図解下」、「大和名所図会」ほか
- 【列品解説】 2月22日(土曜日)15時30分、3月9日(日曜日)14時(30分程度)申込不要
- 【歴史講座】 「奈良奉行と春日社興福寺」
[日時] 2月22日(土曜日) 13時30分~15時
[場所]奈良市音声館<外部リンク> ホール
馬形埴輪(うまがたはにわ)
奈良市埋蔵文化財調査センター蔵
法蓮ヤイ古墳出土・6世紀
菅原東埴輪窯跡出土・6世紀
馬形埴輪は権力者のお墓である古墳の上に並べられていた動物埴輪の中でも代表的なものであり、鞍(くら)などの馬具を装着していることから、当時既に騎馬の風習があったことがわかります。
杏葉轡(ぎょうようくつわ)
奈良市埋蔵文化財調査センター蔵
杏(からもも)町所在遺跡出土 11世紀後半
佐保田庄遺跡出土 12世紀後半
轡(くつわ)は、馬を制御するための器具で、頭部に固定するための帯(面懸 おもがい)を結ぶ輪(立聞 たちぎき)が付く2枚の鏡板(かがみいた)・馬がくわえる銜(はみ)・手綱を結ぶ引手(ひって)で構成されています。今回の展示品は、平安時代後期のもので、鏡板の形がハート形をした杏の葉に似ていることから杏葉轡(ぎょうようくつわ)とよばれています。
大宿所当屋之調度もの春日若宮祭用威儀もの控
(おおしゅくしょとうやのちょうどものかすがわかみやさいよういぎものひかえ)
個人蔵
大宿所前絵馬の図 江戸時代
小西町在住の檜物屋西村右衛門太(えもんた)が春日若宮おん祭の大宿所(おおしゅくしょ)願主人(がんしゅにん)に納めるための嶋台(しまだい)や献菓子等の材料や数量を挿絵とともに記した手控えで、その中に大宿所の神前に掛ける絵馬についても、その図柄と納品日(11月17日)が記されています。
大和名所図会(やまとめいしょずえ)
当館蔵
寛政3年(1791)刊行
江戸時代に刊行された奈良の観光案内書『大和名所図会(やまとめいしょずえ)』に春日若宮おん祭の行事の一つ、現在の餅飯殿(もちいどの)町所在の大宿所(おおしゅくしょ)で行われた「御湯立(みゆたて)式」の様子が描かれています。右上部分に懸鳥(かけとり)とよばれる奉納された狸(たぬき)・兎(うさぎ)・雉(きじ)が描かれています。
※写真の無断転載禁止
展示のチラシ[PDFファイル/304KB]は、こちら。
イベント情報
- 開催日:2014年1月15日から3月16日
- 場所・時間等:
奈良市脇戸町1-1
史料保存館
- 開催しない日:
2014年1月20日から1月20日
2014年1月27日から1月27日
2014年2月3日から2月3日
2014年2月10日から2月10日
2014年2月12日から2月12日
2014年2月17日から2月17日
2014年2月24日から2月24日
2014年3月3日から3月3日
2014年3月10日から3月10日
関連情報
奈良市史料保存館へようこそ!
ダウンロード
史料保存館展示「奈良町の動物~馬・鹿・懸鳥~」チラシ[PDFファイル/304KB]
<外部リンク>
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