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富雄丸山古墳範囲確認発掘調査事業に係る発掘調査の成果発表について(平成31年1月16日発表)

更新日:2019年11月7日更新 印刷ページ表示

奈良市では、富雄丸山古墳の発掘調査成果について、報道関係者向けの発表を平成31年1月23日(水曜日)午後2時から、西部生涯スポーツセンタークラブハウス前で実施します。

1.日時

平成31年1月23日(水曜日)午後2時~(雨天決行)

2.場所

奈良市西部生涯スポーツセンタークラブハウス前
(奈良市丸山一丁目905)

3.説明内容

下記及び別添のとおり

4.報道者用駐車場

奈良市西部生涯スポーツセンタークラブハウス前駐車場をご利用ください。(別紙地図参照)


富雄丸山古墳範囲確認発掘調査事業に係る発掘調査を実施したところ、下記の成果等がありました。

1.日本最大の円墳へ

富雄丸山古墳は2017年度に実施した航空レーザ測量により、直径約110mの円墳である可能性が高まりました。
この規模は日本最大の円墳である埼玉県丸墓山古墳の直径105mを上回る規模であり、高い関心が寄せられました。

今回の発掘調査では、墳丘裾が推定される部分に発掘区を設定し調査を行いました。
その結果、墳丘裾を確認し、これをもとに直径を復元すると約109mとなることが判明しました。
ただし、葺石の多くは崩れており、墳丘端部を明確に示す基底石は見つかっていません。今後も複数個所で墳丘裾の確認調査を行う必要性があります。

2.出土した鍬形石が京都国立博物館所蔵品(重要文化財)と同一品である可能性

1972年に奈良県教育委員会が実施した埋葬施設の発掘調査では、図面に座標値等が記録されていません。
このため、その調査位置を確認する目的で以前の発掘場所を再発掘しました。
その結果、1972年の旧発掘区を埋めた土の中から鍬形石、管玉・鉄器(刀・剣・刀子・鏃・小札など)・埴輪の破片が出土しました。

なかでも鍬形石の破片は、京都国立博物館所蔵品(重要文化財)と実物照合したところ同一品である可能性が高いことが判明しました。

3.墳丘構造を解明する手がかり

墳丘斜面の発掘区では、1・2段目平坦面を確認し、その中央に円筒埴輪列がめぐることがわかりました。
平坦面の幅は、1段目が7.2m、2段目が8.8mあり、段築の様相が概ね明らかになりました。

造り出しでは、平坦面で小礫(2cm程度)を用いた礫敷を確認し、斜面ではやや大きめの石(5~20cm程度)を用いた葺石を確認しました。
北西側の斜面は2段につくられており、幅約3.8mの平坦面中央で円筒埴輪列を検出しました。

4.市民や学生が参加した発掘調査

奈良市ではこれまでに史跡大安寺旧境内の発掘調査体験を通して埋蔵文化財の学習活用を実施してきました。
今回初めて古墳の発掘調査体験を実施し、事前学習→発掘調査体験・現場見学を経た本質的な学びの場を提供しました。
富雄丸山古墳は全国的な関心も高く、のべ315名の参加がありました。市民考古サポーター(ボランティア)の大きな協力を得て、より充実した調査となるよう工夫を図りました。

また、奈良市と奈良大学の連携協定に基づき文化財学科の学生と協働して調査を実施し、調査技術の継承や学術情報を共有しました。

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お問い合わせ

教育総務部 文化財課 埋蔵文化財調査センター
電話番号:0742-33-1821 

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