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奈良市教育委員会は、いじめ防止生徒指導課が独自に開設している相談窓口「ストップいじめならダイヤル/ならメール」及び9月より導入したSNSを活用した相談窓口「STOPit」の啓発カードとポスターを作成し、全ての市立学校に配付します。
昨年度の奈良市の「ストップいじめなら子どもサミット」や「奈良市子ども会議」の中で、中学生が「いじめで困っている仲間を助けたい」という強く熱い思いを語り、自分たちでポスターやカードを考案して、広報することを提案しました。
そこで今年度は、市教委と全市立中学校の生徒会本部が連携し、市内の中学校の生徒からカードやポスターのデザインを募り、応募のあった作品の中からデザインを選び、カード、ポスターを作成し、全ての市立学校に配付します。
いじめ等の問題に対して誰にも相談できずに悩みを抱えた児童生徒が、助けを求める手立ての一助とし、いじめ等の問題を早期発見し、迅速に対応できるようにします。またカードの配付を機に、児童生徒に困ったことがあれば援助を求めることが大切であることを伝え、一人で悩みを抱えることのないよう啓発します。
カードについては、表面に電話相談窓口を、裏面にメール相談、「STOPit」についても掲載しております。
また「奈良市子ども会議」での提案を受け、相談員に関する情報や、相談メールに直接接続できるQRコード、アプリのダウンロード画面に接続するQRコードを載せるなど、活用しやすいものになるよう工夫しております。
ポスターについては、B3版のポスターを2種類作成します。
相談の増加が見込まれる冬休み前に、全校児童生徒一人ひとりにカードを配付します。
また学校の規模に応じて、2枚から4枚のポスターを、全ての市立学校に配付します。配付したポスターは、昇降口や職員室前など、多くの児童生徒の目に触れる場所に設置します。
カード及びポスターは、平成30年12月10日(月曜日)全ての市立学校に配付済み。