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奈良市は、奈良市版エンディングノート「わたしの未来ノート~おもいをあなたに伝えたい~」を作成し、無料で配布します。
近年は、2世代・3世代で同居している家庭が減少する核家族化により、本市では、特に高齢者夫婦のみの世帯割合が全世帯の33.5%で、県平均32.2%や全国平均28.0%(奈良市第8期介護保険事業計画)より高い状況です。
そのため、子や身近な人と将来について話し合う時間が持てず、自らの意思を伝えられないというケースも増えています。また、今般のコロナ禍により、今まで以上に「死」が身近なこととなり、いやがおうでも、必ず訪れる「死」に向き合う機会が増えたのではないかと感じます。
こうした背景から、自治体がエンディングノートを作成し、より多くの方に手に取っていただくことで、将来、医療や介護サービスを利用するとき、人生の最期を迎えるときなど、これからのことを考える『きっかけ』につながり、“家族がいても、いなくても”、安心して「その時」を迎えられる助けとなるよう推進します。
(※1)人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング):『もしも…』のときのために、自身が望む医療や介護、看護について、前もって考え、繰り返し話し合い、共有すること。
自らの意思表示がむずかしくなったときに備えて、これまでの人生を振り返りながら、伝えたいことや託したいことを綴り、最期まで自分らしく過ごしていただくためのノートです。医療や介護、行政の相談窓口等の情報を掲載し、自分自身の情報や希望、大切な人へのメッセージを記すことができます。法的拘束力はなく、何度でも書き直しが可能です。
令和2年8月 人生会議(ACP)の啓発方法について課内協議
令和2年10月 エンディングノート作成グループを立ち上げ、関係団体へヒアリングを行いながら随時協議を重ねました。
令和3年4月 奈良市版エンディングノート発行
1,000部(白色700部、ピンク色300部) 適宜増刷
奈良市ホームページからもダウンロードできます。
「わたしの未来ノート~おもいをあなたに伝えたい~」を作成しました
橿原市(平成30年度)、宇陀市(令和2年度)がエンディングノートを発行
『わたしの未来ノート ~おもいをあなたに伝えたい~』奈良市版エンディングノートを作成しました [PDFファイル/1.05MB]
「わたしの未来ノート~おもいをあなたに伝えたい~」を作成しました
福祉部 福祉政策課
TEL:0742-34-5196