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【日時・場所】
令和2年11月15日 日曜日 10時30分から11時30分
奈良市教育センター(はぐくみセンター)9階 大講座室
・黙祷
・主催者挨拶(奈良市長)
・来賓挨拶(奈良市議会議長、奈良警察署長)
テーマ:「子どもの安心・安全を守る学校と地域の在り方」
講 師: 松井 典夫 氏 (奈良学園大学人間教育学部 教授)
今年度は、例年より開催時間を短縮し、参加者を限定するなど新型コロナウイルス感染症対策を徹底し、「子ども安全の日の集い」を開催しました。
第一部の追悼式典に続き、第二部では、昨年度に引き続き、奈良学園大学の松井典夫先生に、ご講演をいただきました。
松井先生には、「犯罪から子どもを守る根拠」、「いじめについて考えるための根拠」、「災害について考えるための根拠」の三つの柱で、子どもの安心・安全、そして命を守る取組についてお話をいただきました。三つの柱それぞれに明確な根拠があり、学校・保護者・地域住民による情報の共有と共通理解を図ることの重要性を感じました。さらに、「被害者数が単に多いから大変だ、少ないから大丈夫と捉えず、被害者やその家族、関係者の一人ひとりに想いを馳せることで分かることがある」と大切な視点をお話しいただきました。
事件の教訓を決して忘れることなく、引き続き、学校・家庭・地域・行政が連携し、子どもの安心・安全を守る取組を進めてまいります。
奈良市では、小学生女児誘拐殺害事件をうけ、平成17年1月より毎月17日を「子ども安全の日」と定め、子どもたちの安全について、学校・家庭・地域・行政が一体となり取組を推進している。「子ども安全の日の集い」では、被害女児の冥福を祈り、二度とこのような事件が起こらないことを願い、「地域の子どもは地域で守る取組」の推進を図ることを目的に開催する。
奈良市・奈良市教育委員会
奈良警察署・奈良西警察署・天理警察署・奈良市自治連合会
奈良市少年指導協議会・奈良市PTA連合会・奈良市立学校長会
令和2年11月15日(日曜日)10時30分~12時00分(受付開始10時00分)
奈良市教育センター(はぐくみセンター)9階 大講座室
奈良市三条本町13番1号
※公共交通機関でお越しください。
第一部では、平成16年11月に起こった小学生女児誘拐殺害事件を受けての追悼セレモニーを行う。
第二部では、子どもの命を守るために教職員・保護者・地域・行政のそれぞれができることについての講演会を行う。
今年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、参加者を教職員(各校1名)、奈良市少年指導委員(各少年指導協議会1名)に限定し開催する。※当日参加は受け付けておりません。
奈良市教育委員会事務局いじめ防止生徒指導課(0742-34-4863)
令和元年11月17日(日曜日)13時30分~15時50分
奈良市立大宮小学校体育館
・黙祷
・市長挨拶
・来賓挨拶(奈良市議会議長、奈良西警察署長)
『「写真」を通して「危険」について考えよう!~防犯ブザーを鳴らす前に私たちができること~』
大宮小学校の取組として、6年生児童が防犯の視点に基づいて校区にフィールドワークに出かけ、「嫌な感じのする場所」の写真を撮りました。その写真を通してその場所に潜む危険について考え、交流したことや、各グループが探してきた場所を基に、「危険」なところの特徴を一般化して考え、その危険を回避する方法について考えたことが報告されました。
報告の途中で、代表児童が登壇し、子ども目線で考えた危険やその回避方法について発表をしてくれました。
大宮小学校の先生からは、「危険」の特徴を一般化することや不審者の視点から「危険」について考えることで、子どもたちの認識が深まるとともに、子どもたちが自ら危険を予測したり、回避したりする意識と能力を高めることができたのではないかと報告していただきました。
また、この取組に係わっていただいた地域代表の岡田さんからは、「子どもたち自身が危険に遭遇しないように行動できるようになれば、子どもたちの安全も高まっていく。今後もぜひこういった取組を継続してもらいたい。」とお話をいただきました。
『子どもの安全を守る取組の在り方~学校、地域、保護者の役割~』
コーディネーター:松井 典夫 氏(奈良学園大学人間教育学部 教授)
昨年度に引き続き、奈良学園大学の松井典夫先生に、レクチャーとグループワークを進めていただきました。今年度は地域・学校・保護者の三者協働で子どもの安全を守る取組について交流し、「三者協働 子どもの安全プロジェクト」を考えました。学校から保護者へ、あるいは保護者から学校へ、また、地域から学校へなど、三者が互いに意見を出し合い、三者協働で子どもの安全を守る取組について新しい形を創造していく機会としました。
グループで話し合いの後、成果を発表し、各グループの考えたプロジェクトの交流を行いました。
【閉会挨拶】 奈良市教育委員会 教育長
奈良市では、小学生女児誘拐殺害事件をうけ、平成17年1月より毎月17日を「子ども安全の日」と定め、子どもたちの安全について、学校・家庭・地域・行政が一体となり取組を推進している。「子ども安全の日の集い」では、被害女児の冥福を祈り、二度とこのような事件が起こらないことを願い、「地域の子どもは地域で守る取組」の推進を図ることを目的に開催する。
奈良市・奈良市教育委員会
奈良警察署・奈良西警察署・天理警察署・奈良市自治連合会
奈良市少年指導協議会・奈良市PTA連合会・奈良市立学校長会
令和元年11月17日(日曜日)13時30分~15時50分(受付開始13時00分)
奈良市立大宮小学校 体育館
奈良市大宮町四丁目223番1号
※公共交通機関でお越しください。
第一部では、平成16年11月に起こった小学生女児誘拐殺害事件を受けての追悼セレモニーを行う。
第二部では、教職員・保護者・地域・行政が一体となり、子どもの安全を守るためにできることをレクチャー、グループワークを通して考える。
教職員、奈良市少年指導委員、見守りボランティアら地域の方々、保護者
奈良市教育委員会事務局いじめ防止生徒指導課(0742-34-4863)
奈良市では、平成16年11月17日に発生した、小学生女児誘拐殺害事件を受け、平成17年1月より毎月17日を「子ども安全の日」と定め、子どもたちの安全について、学校・家庭・地域・行政が一体となり取組を推進しています。「子ども安全の日の集い」では、被害女児の冥福を祈り、二度とこのような事件を起こさせないための強い決意を確認する集いとして、講演や実践研修などを通して「地域の子どもは地域で守る」取組の推進を図ることを目的に開催しています。
奈良市・奈良市教育委員会
奈良警察署・奈良西警察署・天理警察署・奈良市自治連合会・奈良市少年指導協議会・奈良市PTA連合会・奈良市立学校長会
『「自分の命は自分で守る」ために ~三者協働で行う「安全マップ」づくり~』
児童が「暗がり」や「しげみ」といった校区内の危険な場所を保護者と共に調べ、学校に持ち寄り発表し、保護者や地域の方々に協力を得ながら「安全マップ」をつくりあげました。この取組は、学校が家庭や地域と協力して進める、奈良市では先進的な実践です。
「安全マップ」づくりの意義として、子どもたちが自ら危機を予測したり、回避したりする意識と能力を高めることができると報告していただきました。
報告者
『危険箇所を見える化するための一つの方策』
松井先生は、乱入殺傷事件で児童8人が犠牲になった大阪教育大学附属池田小学校に、平成17年から平成26年まで勤務され、「学校安全主任」として「安全科」創設とカリキュラム開発にかかわっておられました。今回は、同小での経験をお聞かせいただき、どんな場所が危険かを子ども自身が判断する力を育むことの大切さについて、レクチャーをいただきました。また、12枚の街中の写真から、グループで話し合い、危険であると思われる箇所の写真を数枚選び、共通するキーワードを考え合うグループワークを行いました。
コーディネーター 松井 典夫(奈良学園大学人間教育学部 准教授)
「子ども安全の日の集い」を行った会場の隣で、「生命のメッセージ展」を同時開催し、たくさんの方々に観ていただきました。
犯罪、事故、いじめなどによって、理不尽に生命を奪われた犠牲者一人一人の等身大のパネルは「メッセンジャー」と呼ばれています。その胸元には本人の写真や家族の言葉を貼り、その足下には「生きた証」である靴を置いて、命の大切さを訴えています。
生命のメッセージ展についてNPO法人KENTO<外部リンク>(NPO法人KENTOホームページ)
奈良市教育委員会 教育長
昨年度に続いて、登美ヶ丘北中学校区の小中高等学校の児童生徒が、1年間の安全についての取組を発表しました。小学生は、地域の見守りボランティアの方にインタビューをして感じたことや感謝の気持ちを発表しました。中学生は毎年取り組んでいる、命の大切さを考える「命を守る集会」について発表しました。また、高校生は、中高合同で実施している美化活動、挨拶活動についてや、自らがまず、危機意識を高めるために、楽しみながら取組を進めることについて発表しました。
コーディネーター:摂南大学法学部准教授 中沼丈晃氏
出演者:東登美ヶ丘小学校・登美ヶ丘北中学校・登美ヶ丘高等学校 児童生徒代表
登美ヶ丘小学校児童生徒代表(ビデオによる出演)
地域、学校、行政のそれぞれの立場より、事件発生後の様子を振り返るとともに、奈良市として大切にしていきたい子どもの安全に関する取組や、今後の方向性について意見交流が行われました。
奈良市教育委員会 教育長
初めに、昨年度のパネルディスカッションに登壇した学校により、1年間の活動の報告を行いました。その後、他校区で実践している中高の連携や子どもたち自身で考え、取り組んだ「命を考える集会」についての報告をしました。
実践報告・パネルディスカッション
コーディネーター
摂南大学 中沼丈晃 氏
出演者
佐保川小学校、三笠中学校、一条高等学校、東登美ヶ丘小学校、登美ヶ丘北中学校、登美ヶ丘高等学校
セッション1『昨年度からの1年間の実践』
セッション2『小中高で考える安全の提案』
パネルディスカッションの様子
コーディネーター 中沼丈晃 氏
小中高等学校の児童生徒が自分たちの身を守ることについて、それぞれの立場からできることを考え、行動にうつすことの提案をしました。
パネルディスカッション
『私たちの安全の取組』
コーディネーター:摂南大学 中沼丈晃 氏
出演者:佐保川小学校・三笠中学校・一条高等学校児童生徒、地域代表、学校代表
セッション1「なら子ども安全宣言」から1年の実践
セッション2「小中高で手を取り合ってつくる安全の提案」
奈良市教育委員会 教育長
「子ども安全の日の集い」は、今年で10回目となります。
10回目になる今回の集いは、今までの取組に加え、児童生徒の皆さんも参加し、大人と子どもが一緒になって、安全について考える機会となりました。
リレートーク テーマ「10年をふりかえって、そして・・・」
地域、保護者、学校、児童生徒(市立小中高等学校の代表)
なら子ども安全宣言 テーマ「これからの私たちにできること」
(市立小中高等学校の代表)
講演 演題 子どもが安心して暮らせる安全なコミュニティのために~犯罪に強いまちづくり~
帝塚山大学法学部法学科 教授 岡本 美紀 氏
教育長あいさつ
「なら子ども安全宣言」~私たちにできること~
私たちは、地域の方々、青パトさんや家族に守られて、今こうして安全に生活することができています。
私たち、奈良市の児童生徒は、
一、「11月17日」を命の尊さについて考え、安全な生活を送ることの大切さを感じる日とします。
一、多くの大人の皆さんに見守られていることへの感謝を忘れず、私たちにできることを
考え、行動します。
わたしたちは、小学生として、
一、自分の命を自分で守ることができるように、いつも心がけて行動します。
一、見守ってくださっているみなさんに感謝し、気持ちをこめてあいさつをします。
一、自分たちだけでなく、まわりの人たちもこわい思いや悲しい思いをさせないように、思いやりをもって行動します。
私たちは、中学生として、
一、一人一人の命と心を大切にし、安全について話し合ったり考えたりする時間を持ちます。
一、交通ルールを守り、自分の身は自分で守ることができるように、普段の生活から安全を意識し行動します。
一、見守りがあることに感謝し、頼られる立場となるように、地域の行事へ積極的に参加します。
私たちは、高校生として、
一、正しく判断し自らの安全を守り、一人一人が周りを思いやってこそ生まれる「安全」に貢献します。
一、「守られる側」から「守る側」となるため、交通規範意識を高く持ち、小中学生の模範となります。
一、安全を再認識するだけにとどまらず、市内の小中高等学校で連携し、安全意識を高める働きかけをします。
平成26年11月17日
「なら子ども安全宣言」作成ワーキンググループ
(学園前ホール)
1.講演 子どもの安全は大人のまなざしの先にある
大阪教育大学 学校危機メンタルサポートセンター長 藤田大輔 氏
2.実践研修 子どもが助けを求めてきたら・・・
奈良県警察本部 生活安全部少年課 少年サポートセンター
3.閉会あいさつ
奈良市小学生女児誘拐殺害事件を受け、被害女児の冥福を祈るとともに二度とこのような事件がおこらないことを願い、また事件が風化しないようにするために、子どもの安全に取り組む大人の意識を高め、「地域で守る地域で育む」取組をさらに推進します。
奈良市・奈良市教育委員会
奈良警察署・奈良西警察署・天理警察署・奈良市自治連合会・奈良市少年指導協議会・奈良市PTA連合会・奈良市立学校園長会
≪過去の内容について≫
1.パネルディスカッション
コーディネーター:
瀬渡章子 氏(奈良女子大学教授)
パネリスト :
池嶋利信 氏(奈良西警察署地域防犯対策係長)
安達孝雄 氏(富雄地区自治連合会会長)
杉谷三恵 氏(神功小学校PTA会長)
加藤二三男 氏(都跡中学校校長)
植田敏 氏(奈良市役所地域安全課課長)
2.教育長あいさつ
平素から子どもたちの安全確保の取組や活動をしていただいている方々に感謝するとともに、少年指導センターが作製した「今、ケイタイ・ネットが危ない!」のリーフレット・ポスターを紹介し、子どもたちが利用する携帯電話やインターネットに潜む危険性について注意喚起を行った。
日頃から子どもの安全確保に協力いただいている下記の団体に感謝状を贈呈しました。
《感謝状贈呈団体》
都跡小・富雄北小・田原小・富雄第三小・大安寺西小・佐保川小(各小学校区)
1.事例発表
2.講演 「安全・安心のまちづくり」
東京大学工学部教授 小出治 氏
*最優秀作品*
「おはよう おかえり こんにちは 声かけ 気にかけ 笑顔かけ」
*優秀賞*
「あなたの目 あなたの声が 子どもを守る」
「守ろうよ あの子もこの子も 地域の子」