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奈良市教育委員会では、差別のない明るいまちづくりを進めるため、同和問題をはじめとするさまざまな人権問題によって多くの人々が悩み、苦しみ、傷ついていることに対し、積極的に取り組んでまいりました。
しかし、人権に関わる問題は多様化し、依然として多くの課題が存在しています。
人権が人々の価値基準として日常生活の中に根付き、私たちの豊かな人権文化となるためには、人権教育は知識理解を中心とした教育にとどまることなく、自分や人を大切にする生き方・態度に活かされなければなりません。
そこで、このたび、その方向性を示すものとして「奈良市人権教育推進についての指針」を策定しました。
この指針及び、「奈良市人権文化推進計画」によって、一人一人の命の尊さや人としての権利が侵されることなく、すべての人が心豊かに暮らせる社会を築いていくため、学校・家庭・地域そして社会全体が連携し、人権教育を推進します。