本文
この仏像は、下半身に量感があり、衣文は深く刻むが柔らか味があるなどの特徴から、平安時代前期に作られたと考えられます。近世に面部や三道部などが彫り直され、両腕などは後補です。大安寺に関する平安時代の彫刻はめずらしく、また市内における一木造(いちぼくづくり)の彫刻としても貴重な作品です。
件名 | 木造地蔵菩薩立像 |
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かな | もくぞうじぞうぼさつりゅうぞう |
数量 | 1躯 |
指定(分類) | 奈良市指定文化財(彫刻) |
指定日 | 昭和60年3月7日 |
所在(有) | 奈良市大安寺四丁目 地蔵堂(町有) |
小学校区 | 大安寺 |
形状等 | 像高160.5cm |
備考 | 平安時代 |