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東向北町(ひがしむききたまち、近鉄奈良駅北側)に残る記録で、正保2年(1645)から明治16年(1883)まで、町役人らが備忘のため町の慣例や時事などを書き継いだものです。
町の正月行事「参会」の記録や町内の諸事件の顛末(てんまつ)、家屋敷の売買や鹿の対処のことなど、さまざまな事柄が丹念に記されています。
江戸時代から明治初期にかけての奈良の町民生活はもとより、近世の都市共同体のあり方を知るうえでも貴重な史料です。

| 件名 | 萬大帳 |
|---|---|
| かな | よろずおおちょう |
| 数量 | 10冊 |
| 指定(分類) | 奈良市指定文化財(歴史資料) |
| 指定日 | 昭和59年3月3日 |
| 所在(有) | 奈良市東向北町(町有) |
| 小学校区 | 椿井 |
| 寄託 | 史料保存館 |
| 形状等 | 紙本墨書 縦約30cm 横約23cm |
| 備考 | 江戸時代~明治時代 |