JavaScriptが無効のため、文字の大きさ・背景色を変更する機能を使用できません。
本文
東向北町(ひがしむききたまち、近鉄奈良駅北側)に残る記録で、正保2年(1645)から明治16年(1883)まで、町役人らが備忘のため町の慣例や時事などを書き継いだものです。 町の正月行事「参会」の記録や町内の諸事件の顛末(てんまつ)、家屋敷の売買や鹿の対処のことなど、さまざまな事柄が丹念に記されています。 江戸時代から明治初期にかけての奈良の町民生活はもとより、近世の都市共同体のあり方を知るうえでも貴重な史料です。