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この寺は、もとは築地之内(つじのうち)町にあった草庵が始まりと伝えられています。16世紀末に、頓誉(とんよ)上人によって再興され浄土宗の寺となりました。
本堂は、棟木(むなぎ)の墨書から建立年代や大工名がわかります。内部は、手前を外陣(げじん)、奥中央を内陣(ないじん)、内陣両脇を脇陣(わきじん)とする浄土宗本堂の典型的な形式をとっています。
奈良町における江戸時代初期の浄土宗本堂の好例で、建立年代・大工名が明らかなものとして貴重です。奈良町の伝統的な景観の形成にも大きな役割を果たしています。
称念寺本堂
件名 | 称念寺本堂 |
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かな | しょうねんじほんどう |
数量 | 1棟 |
指定(分類) | 奈良市指定文化財(建造物) |
指定日 | 平成4年3月4日 |
所在地 | 奈良市東木辻町49 |
所有者 | 称念寺 |
小学校区 | 済美 |
構造形式 | 桁行12.6m、梁間12.7m、寄棟造、向拝1間、本瓦葺 |
年代 | 江戸時代 寛永6年(1629)[棟木銘] |