ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

神宮寺宝篋印塔

更新日:2021年1月27日更新 印刷ページ表示

 この宝篋印塔は、種子(しゅじ)(仏を表す梵字(ぼんじ))を深くはっきりと刻む点や、隅飾(すみかざ)りの隅角(すみかど)が垂直に立つ点など、古い様式を示しています。
 鎌倉時代の作と考えられ、全体に安定感のある優品です。
 この塔の大きな特徴は、通常の宝篋印塔では階段状に造る笠(かさ)部分上面を、屋根型とする点にあります。これは奈良県北東部の宝篋印塔にみられる地域的特色で、類例の少ない貴重な作品です。

神宮寺宝篋印塔写真
神宮寺宝篋印塔

 
件名 神宮寺宝篋印塔
かな じんぐうじほうきょういんとう
数量 1基
指定(分類) 奈良市指定文化財(建造物)
指定日 平成2年4月11日
所在地 奈良市須川町584
所有者 神宮寺
小学校区 興東
構造形式 総高231.0cm 花崗岩製
年代 鎌倉時代