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この宝篋印塔は、種子(しゅじ)(仏を表す梵字(ぼんじ))を深くはっきりと刻む点や、隅飾(すみかざ)りの隅角(すみかど)が垂直に立つ点など、古い様式を示しています。 鎌倉時代の作と考えられ、全体に安定感のある優品です。 この塔の大きな特徴は、通常の宝篋印塔では階段状に造る笠(かさ)部分上面を、屋根型とする点にあります。これは奈良県北東部の宝篋印塔にみられる地域的特色で、類例の少ない貴重な作品です。
神宮寺宝篋印塔