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十一面観音は建武3年(1336)の刻銘があり、南北朝時代の優雅な作品です。不動明王は文明元年(1469)の追刻ですが、古風を示しています。共に奈良市西部地区にみられる数少ない磨崖仏として価値が高いものです。
また両像から当時は真言系統の行場であったことが考えられ、歴史的にも貴重です。
件名 | 王龍寺磨崖仏 |
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かな | おうりゅうじまがいぶつ |
指定(分類) | 奈良市指定文化財(史跡) |
指定日 | 昭和61年3月4日 |
所在地 | 奈良市二名六丁目1492 |
所有者 | 王龍寺 |
小学校区 | 二名 |
年代 | 南北朝 |