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春日大社桂昌殿

更新日:2021年1月27日更新 印刷ページ表示
  • 将軍徳川綱吉の生母桂昌院(けいしょういん)が「天下泰平之御祈祷(てんかたいへいのごきとう)」のために寄進した祈祷所です。
  • 全体に住宅風の落ち着いた意匠ですが、祭壇前面上方には独特の曲線をもつ材を入れています。祭壇と広間からなる平面構成や祭壇廻りの意匠に特色のある祈祷所の遺構として貴重です。総じて上質な建物で、境内の構成要素としても重要です。
  • 元禄期は幕府の援助により南都寺社の復興が進んだ時期で、これには桂昌院と護持僧隆光(ごじそうりゅうこう)の意向が強く働いたとされ、こうした徳川家の南都寺社保護を物語るものとして、歴史的価値が高いものです。

春日大社桂昌殿の画像
春日大社桂昌殿

 
件名 春日大社桂昌殿
かな かすがたいしゃけいしょうでん
数量 1棟
指定(分類) 奈良市指定文化財(建造物)
指定日 平成13年3月1日
所在地 奈良市春日野町160
所有者 春日大社
小学校区 鼓阪
構造形式 桁行5間、梁間2間、1重、入母屋造、向拝1間、こけら葺、背面1間通り庇付
年代 江戸時代 元禄12年(1699)