本文
円福寺の創立は明らかではありませんが、寛文13年(1673)に僧専行によって復興されたことが知られています。本堂と庫裏の一部は明治2年(1869)に興福寺の塔頭から移されたものです。
本堂は小さな宝形造(ほうぎょうづくり)の三間堂であり、背面中央は軒下に張り出して仏壇となっていますが、もとは正面と同じ扉口でした。建立年代は明らかでないですが、様式から室町時代後期と考えられています。質のよい桧材を用い、よく保存された貴重なものです。
円福寺本堂
件名 | 円福寺本堂 |
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かな | えんぷくじほんどう |
数量 | 1棟 |
指定(分類) | 奈良市指定文化財(建造物) |
指定日 | 昭和63年3月3日 |
所在地 | 奈良市佐紀町2667 |
所有者 | 円福寺 |
小学校区 | 都跡 |
構造形式 | 正面3間、側面3間、宝形造、本瓦葺、正面蔀戸は新補(旧材が残る) |
年代 | 16世紀 |