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円福寺本堂

更新日:2021年1月27日更新 印刷ページ表示

 円福寺の創立は明らかではありませんが、寛文13年(1673)に僧専行によって復興されたことが知られています。本堂と庫裏の一部は明治2年(1869)に興福寺の塔頭から移されたものです。
 本堂は小さな宝形造(ほうぎょうづくり)の三間堂であり、背面中央は軒下に張り出して仏壇となっていますが、もとは正面と同じ扉口でした。建立年代は明らかでないですが、様式から室町時代後期と考えられています。質のよい桧材を用い、よく保存された貴重なものです。

円福寺本堂の画像
円福寺本堂

 
件名 円福寺本堂
かな えんぷくじほんどう
数量 1棟
指定(分類) 奈良市指定文化財(建造物)
指定日 昭和63年3月3日
所在地 奈良市佐紀町2667
所有者 円福寺
小学校区 都跡
構造形式 正面3間、側面3間、宝形造、本瓦葺、正面蔀戸は新補(旧材が残る)
年代 16世紀