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この建物は、円成寺の鎮守社である春日堂、白山堂(国宝)の拝殿で、棟札によって延宝3年(1675)に建てられたことがわかります。簡素で優美な意匠をもった上質な建物で、江戸時代初期の拝殿として貴重です。
円成寺は江戸時代には幕府の保護を受けて繁栄しましたが、そうした時期に建立されたこの拝殿は、寺の歴史を考える上でも重要な建物です。
円成寺春日堂・白山堂拝殿
件名 | 円成寺春日堂・白山堂拝殿 附 棟札 1枚 |
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かな | えんじょうじかすがどう・はくさんどうはいでん |
数量 | 1棟 |
指定(分類) | 奈良市指定文化財(建造物) |
指定日 | 平成2年4月11日 |
所在地 | 奈良市忍辱山町1273 |
所有者 | 円成寺 |
小学校区 | 興東 |
構造形式 | 桁行4間、梁間3間(東側2間)、入母屋造、銅板葺 |
年代 | 江戸時代 延宝3年(1675)[棟札] |