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八幡神社中門

更新日:2021年1月27日更新 印刷ページ表示

 八幡神社は、9世紀に宇佐八幡を勧請(かんじょう)して大安寺の鎮守としたことに始まると伝えられています。中門(ちゅうもん)は規模の大きな四脚門で、室町時代後期の建物です。永正元年(1504)の火災後まもなく建てられたものが、江戸時代初めの改造により、現在の姿になったと考えられ、もとは両脇の翼廊は中門に直接つながっていたとみられます。屋根は近年新しくされているものの、木鼻(きばな)や蟇股(かえるまた)には中世の特徴がよく表れており、奈良市の神社における中世の四脚門として貴重な建物です。

八幡神社中門の画像
八幡神社中門

 
件名 八幡神社中門 付 翼廊2棟
かな はちまんじんじゃちゅうもん
数量 1棟
指定(分類) 奈良市指定文化財(建造物)
指定日 平成6年3月2日
所在地 奈良市東九条町1316
所有地 八幡神社
小学校区 大安寺
構造形式 桁行1間、梁間2間、四脚門、切妻造、本瓦葺
年代 室町時代(16世紀)、江戸時代(17世紀前期)に改造