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一列四室の主屋に落棟座敷(おちむねざしき)が付き、一連の丸太格子で統一して独特の外観を形作っています。祈祷札(きとうふだ)には文政11年(1828)とあり、その下がすすけていないので、その直前に建てられたと考えられています。落棟座敷は、書院窓(しょいんまど)の障子に安政3年(1856)の墨書があり、主屋よりやや遅れて建築されたとみられます。
建築年代がほぼ明らかで、町家の編年を考える上での基準となります。また、内装に改造がありますが、当初部材はそのまま残しており、構え・造作・保存も良好です。奈良町における一般型町家として貴重なもので、将来に伝える必要があります。
件名 | 好田家住宅 |
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かな | こうだけじゅうたく |
数量 | 1棟 |
指定(分類) | 奈良市指定文化財(建造物) |
指定日 | 平成元年3月7日 |
所在地 | 奈良市高畑町 |
所有者 | 個人 |
小学校区 | 飛鳥 |
構造形式 | 北面、正面15.4m、側面15.9m、一部二階、切妻造(落棟座敷付き)、桟瓦葺 |
年代 | 江戸時代 文政11年(1828)[祈祷札]、落棟部は安政3年(1856)頃 |