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奈良町の南東部の紀寺町に位置し、南北の路地に西面して建つ貸家です。
昭和5年(1930)から始まった昭和恐慌の折に、貸家として建てられたと伝わっています。戦前は奈良連隊の中尉などが居住し、その後も長年貸家として使用されてきました。平成29年(2017)に修理を行い、現在は貸しイベントスペース「木屋」(きや)として活用されています。
通り土間がなく玄関の間を設ける点、床(とこ)付の座敷、ガラス障子等を用いた開放的な縁など、戦前の良質な貸家の姿をよく伝える建物です。

内山家貸家 外観
| 件名 | 内山家貸家 |
|---|---|
| かな | うちやまけかしや |
| 数量 | 1棟 |
| 登録(分類) | 登録有形文化財(建造物) |
| 登録日 | 令和2年4月3日 |
| 所在地 | 奈良市紀寺町 |
| 所有者 | 有限会社内亀 |
| 小学校区 | 飛鳥 |
| 構造形式 | 木造平屋建、瓦葺一部金属板葺、建築面積69平方メートル |
| 年代 | 昭和前期/平成29年(2017)改修 |