ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 奈良市の魅力 > 文化財 > 文化財 > 文化財 > 旧長壽會細菌研究所工場、製品庫

本文

旧長壽會細菌研究所工場、製品庫

更新日:2020年9月25日更新 印刷ページ表示

工場

 東大寺戒壇院(かいだんいん)の北側に、ヨーグルトなど菌類を利用した健康食品の製造販売を行っていた喜多芳治郎が大正末頃に建てた自宅(※1)と工場が残っています。
 工場は4棟の建物がコの字型に配置されます。設計者は大木吉太郎(※2)と推定されます。外観は下見板張りとし、妻面の上部は白漆喰塗に束(つか)を見せるハーフティンバー風(※3)のデザインです。内部はキングポストトラス(※4)で屋根を支え、研究室や醗酵室、瓶詰室といった作業場を設け、機器類も多数残されています。建物と機器類がほぼ完全な形で残り、稼働当時の様子が大変よくわかる近代の食品工場として価値があります。

※1 喜多家住宅として平成19年に文化財登録されています。
※2 大正から戦前に奈良で活躍した建築家。喜多家住宅も大木の設計。代表作は日本聖公会奈良基督教会(重要文化財)。
※3 ハーフティンバー:西洋の木造住宅の建築様式のひとつ。柱や梁、束などの木部を見せ、石や土で壁を作るもの。
※4 主に屋根部分を支える構造形式のひとつ。明治以降に導入された西洋建築の技術。

旧長壽會細菌研究所工場外観
旧長壽會細菌研究所 工場 外観

製品庫

 製品庫は工場の西側にあり、外観は縦板を張り、妻面は工場と同様にハーフティンバー風とします。向かいに建つ工場と一体となって敷地景観を形成し、工場が稼働していた時代の様子を伝えるものとして価値があります。

旧長壽會細菌研究所製品庫外観
旧長壽會細菌研究所 製品庫 外観

  • 件名(かな)
    旧長壽會細菌研究所 工場(きゅうちょうじゅかいさいきんけんきゅうしょ こうじょう)
    旧長壽會細菌研究所 製品庫(きゅうちょうじゅかいさいきんけんきゅうしょ せいひんこ)
  • 数量 各1棟
  • 登録(分類) 登録有形文化財(建造物)
  • 登録日 令和2年4月3日
  • 所在地 奈良市芝辻町
  • 所有者 有限会社ことほぎlab.
  • 小学校区 鼓阪
  • 構造形式 
    工場:木造平屋一部2階建、瓦葺、建築面積331m²、門柱付
    製品庫:木造2階建、瓦葺、建築面積66m²
  • 年代
    工場:昭和初期/昭和前期増築、平成21年改修
    製品庫:昭和前期/平成17年頃・同26年頃改修