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小川又兵衛商店店舗兼主屋、渡廊下、内蔵

更新日:2022年7月28日更新 印刷ページ表示

 酒造業・酒類卸業を営んでいた小川又兵衛が建てた町家です。棟札(むなふだ)から大正15年(1926)の上棟(じょうとう)とわかります。その頃道路を拡げる計画があったため、敷地前面から3メートル程奥に建っています。
 店舗兼主屋は、前方の奥行きの浅い店舗部(表屋)、後方の居室部、両者をつなぐ玄関部からなる、表屋造(おもてやづくり)と呼ばれる形式です。浴室や便所を設けた渡廊下を後方に接続し、奥の内蔵とつないでいます。店舗部と居室部の間や、居室部と内蔵の間には、趣ある中庭があります。近代の商家らしく、通り土間から敷地奥までトロッコのレールが続いています。
 丁寧に造られた上質な建物で、年代も判明し、貴重です。後世の改造も少なく、奈良町の伝統的な町家の構成をよく伝えています。

小川又兵衛商店 店舗兼主屋 外観
小川又兵衛商店店舗兼主屋 外観

小川又兵衛商店店舗兼主屋 店舗
​小川又兵衛商店店舗兼主屋 店舗

 
件名 小川又兵衛商店店舗兼主屋
小川又兵衛商店渡廊下
小川又兵衛商店内蔵
かな おがわまたべえしょうてんてんぽけんおもや
おがわまたべえしょうてんわたりろうか
おがわまたべえしょうてんうちぐら
数量 各1棟
登録(分類) 登録有形文化財(建造物)
登録日 平成21年8月7日
所在地 奈良市鵲町
所有者 個人
小学校区 椿井
構造形式 店舗兼主屋:木造2階建、瓦葺、建築面積144平方メートル
渡廊下:木造平屋建、瓦葺、建築面積37平方メートル
内蔵:土蔵造平屋建、瓦葺、建築面積32平方メートル
年代 店舗兼主屋:大正15年(1926)
渡廊下:大正15年(1926)
内蔵:大正15年(1926)