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地方公共団体における予算・決算に係る会計制度(官庁会計)は、予算の適正・確実な執行を図る観点から、単式簿記による現金主義会計を採用しています。
一方で、財政の透明性を高め、説明責任をより適切に果たしていくためには、単式簿記による現金主義会計では把握が難しい資産や負債といったストックの情報や減価償却費などの見えにくいコストの情報を捉えることが重要になってきています。
このような状況を踏まえて新地方公会計制度に基づく財務書類(以下「財務書類」という。)は、複式簿記による発生主義を取り入れることにより、官庁会計における「歳入歳出決算書」を補完する役割を果たすために作成されています。
奈良市では、平成20年度決算分より総務省方式改訂モデルに基づいて財務書類を作成し、公表してきました。総務省方式改訂モデルに基づく財務書類では、単式会計・現金主義の決算書だけではとらえにくかった市の資産・負債・コストの状況を可視化し、大枠で捉えて傾向をみることができるといった利点があります。
しかし、決算統計情報の組み換えによって財務書類を作成しているため、企業会計のような仕訳帳・総勘定元帳などは存在せず、数値の変動要因についての分析には限界がありました。
そのため総務省は平成27年1月に「統一的な基準による地方公会計の整備促進」について通知し、全ての地方公共団体において、平成27年度から平成29年度までの間に、固定資産台帳や複式簿記の考えを取り入れた統一的な基準による財務書類を作成することを要請しました。
奈良市においても、固定資産台帳の整備や複式仕訳による財務書類作成とその活用に向けての財務会計システムの構築などに取り組み、平成28年度決算分の財務書類から、統一的な基準に基づいて作成し、公表することとなりました。
区分 | ファイル名 | ダウンロードフォーマット | |
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概要 | 奈良市財務書類の概要 | ||
一般会計等財務書類 | 財務書類3表 | 財務書類3表[PDFファイル/138KB] | 財務書類3表[Excelファイル/41KB] |
注記 | |||
附属明細書 | 附属明細書[PDFファイル/321KB] | 附属明細書[Excelファイル/135KB] | |
全体財務書類 | 財務書類3表 | 財務書類3表[PDFファイル/141KB] | 財務書類3表[Excelファイル/39KB] |
注記 | 注記[PDFファイル/214KB] | ||
附属明細書 | 附属明細書[PDFファイル/97KB] | ||
連結財務書類 | 財務書類2表 | 財務書類2表[PDFファイル/271KB] | 財務書類2表[Excelファイル/32KB] |
注記 | |||
附属明細書 | |||
精算表 | 精算表[Excelファイル/57KB] | ||
固定資産台帳 | 平成28年奈良市固定資産台帳[Excelファイル/6.1MB] | ||
財政状況資料 | 平成28年度財政状況資料(公会計分) [Excelファイル/204KB] |