奈良市では、民間ノウハウを活用した持続的な公園の維持管理・運営体制の構築をめざすモデル事業として平成31年4月14日(日曜日)に社会実験イベント「まちの食卓」を行います。
近年、Park-PFI制度(※1)などを利用した官民連携まちづくり事業は全国各地で盛んに実施されており、行政の維持管理経費の削減や地域の諸問題の解決、または起業者の支援など様々な分野で役立てられています。
今回のイベントでは、「芝辻町四丁目緑地」(近鉄新大宮駅徒歩約5分)の中央に全長約18mの大きな「食卓」を設置。
地域の人々が集い、同じテーブルで食事をとったり会話をする中で、地域の公園の活用方法を考えます。
トピックス
- 現在奈良市には570箇所の公園があり、その整備・維持管理費として年間約2億3800万円を計上している。
- 当事業は、奈良市の若手職員と地域の若手民間有識者が連携したプロジェクトチームが担当。
- 「奈良市子ども会議」でも遊び場を求める提案が多いことから、今回株式会社ボーネルンド(※2)の無償協力で仮設遊具を設置する。
※1 Park-PFI(Private Finance Initiative):
飲食店や売店などを設置し、その収益で公園の整備・管理を行う民間事業者を募集する「公募設置管理制度」のこと。
※2 株式会社ボーネルンド:玩具・遊具の販売と遊び場の運営を行う企業。
1 日時
平成31年4月14日(日曜日)午前11時~午後5時
(入場無料・申込不要)
2 場所
芝辻町四丁目緑地(奈良市芝辻町四丁目14番地)
※近鉄新大宮駅から徒歩約5分
3 主催
奈良市
4 今後のスケジュール
令和元年6月15日(土曜日)にも同公園で「まちの食卓」を実施予定。
年間を通して同様のイベントを開催しながら、地域の民間事業者や地域住民にも協力を呼びかける。
将来的には民間主体での公園運営をめざす。
5 プロジェクトチーム(計11名)
- 【奈良市】 計9名
- (都市整備部)公園緑地課1名
- 都市政策課1名、住宅課1名
- (総合政策部)秘書広報課2名
- (観光経済部)産業政策課2名
- (総務部)財政課1名
- (子ども未来部)子ども政策課1名
- 【民間有識者】 計2名
- 紀寺の家 代表 藤岡 俊平
(京終駅改修保存業務を請け負うNPO KYOBATEの一員)
- 株式会社梅守本店 取締役 梅守 志歩
(会場近隣の事業者・うめもり寿司学校等の運営)
6 奈良市内の公園数
街区公園 464
近隣公園 10
地区公園 3
運動公園 1
都市緑地 92
合計 570
※「芝辻町四丁目緑地」は都市緑地
【参考】「奈良市子ども会議」でも、子どもたちから「遊び場」に関する提案がありました
奈良市では「奈良市子どもにやさしいまちづくり条例」(平成27年4月施行)に基づき、平成27年度から毎年「奈良市子ども会議」を開催しています。
公募で集まった10~17歳の子どもたちが主体的にまちづくりについて話し合い、奈良市に意見を提出する機会で、「遊び場」についての意見がありました。
- 平成27年度「子どもが伸び伸び遊べる公園が欲しい」など
- 平成28年度「子どもたちが安心して遊べる施設を作ってほしい」など
- 平成30年度「芝辻町四丁目緑地の利活用」について議論
「いろんな地域から人が集まる公園」「どんな人でも楽しめる公園」「地元の人が来やすい公園」など
(※平成29年度は「いじめ防止」をテーマに議論)
今回「まちの食卓」で採用した意見の例
- 安全に遊べるように遊具の周りにマットを敷いてほしい
株式会社ボーネルンドのマット遊具「エアトラック」を設置
- トイレを整備してほしい
仮設トイレを設置
- 川の周りは屋台を作ってほしい
今後、キッチンカーによる販売を検討
ダウンロード
内部リンク
奈良市子ども会議について
<外部リンク>
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