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明治時代、わずか9年間だけ奈良-加茂間を走っていた「大仏鉄道」。
今年は開業120周年にあたります。
これを記念し、奈良市と木津川市は、平成30年12月1日(土曜日)にウォーキングイベントを実施します。
同鉄道の廃線跡には、当時から残る橋台や隧道などの遺構が点在。
120年前の様子を今に伝えています。
紅葉が進む心地よい時期、明治情緒たっぷりのコースを巡り、「幻」の鉄道に思いを馳せてみませんか。
大仏鉄道開業120周年記念ウォーク
平成30年12月1日(土曜日) ※小雨決行(荒天中止)
午前9時30分~10時15分受付
JR加茂駅東公園(京都府木津川市)
250人
無料(昼食、飲み物等は持参)
JR加茂駅~JR奈良駅(約13km)
各遺構で、大仏鉄道研究会等による定点ガイドを行います。
往復はがきに参加者全員の住所、氏名(ふりがな)、生年月日、性別、電話番号、返信宛名面に代表者の宛先を記入し、奈良市観光戦略課または木津川市観光商工課(〒619-0286 京都府木津川市木津南垣外110番地9)へ。
はがき1枚につき5人まで申し込み可。
11月20日(火曜日)必着。
ゴール地点の総合観光案内所前では、特産品が当たる抽選会を実施します(両市長による挨拶も予定)。
また同時に、両市の農産物等の販売も行います。
「大仏鉄道」とは、明治時代の鉄道会社「関西(かんせい)鉄道」の加茂と奈良を最短距離で結んだ、約10kmの路線の愛称です。
この路線は、明治31年に加茂駅から大仏駅(奈良市法蓮町、明治40年に廃止)の区間が開業。大仏駅は東大寺の大仏詣で多くの人々が利用し、同社の花形路線となりました。
翌年、奈良駅まで路線を延伸しましたが、明治40年に加茂駅から木津駅を経て奈良駅へ至る平坦なルート(現在のJR関西本線)が開通すると、黒髪山など急坂の難所を抱えているこの路線は廃線になりました。
営業期間はわずか9年と短く、当時の資料がほとんど残っていないことから、同鉄道は「幻の大仏鉄道」と呼ばれています。
観光経済部 観光戦略課
電話番号:0742-34-5135