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本市では2年に1度、写真文化の発信と新たな写真家の発掘を目的とするとともに、奈良の新たな魅力の発見につなげることをめざし、『入江泰吉記念写真賞』、『なら PHOTO CONTEST』を開催しており、6月1日から第三回の作品募集を開始します。
関連URL:http://photocontest.irietaikichi.jp/<外部リンク>(外部リンク:第三回入江泰吉記念写真賞サイト)
募集期間 |
平成30年6月1日(金曜日)~7月31日(火曜日) |
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作品審査会 |
入江泰吉記念写真賞 8月23日(木曜日)・24日(金曜日) |
受賞作品発表 |
11月下旬(予定) |
授賞式・内覧会 |
平成31年2月22日(金曜日) |
受賞作品展覧会 |
平成31年2月23日(土曜日)~4月7日(日曜日) |
写真集発行日(発売日) |
平成31年2月23日(土曜日) |
『入江泰吉記念写真賞』は、奈良大和路を約半世紀にわたって撮り続け、その文化的・歴史的景観を心象風景としてとらえ続けてきた写真家・入江泰吉の文化・芸術への功績を記念し、写真文化の発信と新たな写真家の発掘を目的として、2年に1度開催しています。
本賞では、自らの意識を超え「伝える」こと、歴史、文化、地域性へのこだわりが21世紀の重要なキーワードと考え、私たちの心に深く記憶される普遍的な生の眼差しを持った写真の作り手を支援していくため、未来そして世界に向けてのメッセージとして「写真集」を製作します。
平成25年に始まった『入江泰吉記念写真賞』は、第二回から写真集を出版することを賞としました。入江泰吉は、53歳にして初の写真集「大和路」の出版を機に、一躍有名になりました。入江氏のように、本賞受賞者にとって写真集出版が、写真家としてのキャリアのターニングポイントとなることを期待しているものです。
写真集を製作する写真賞は、現在では本賞以外には実施されていません。
写真集製作は、商業的観点から容易なことではありませんが、自分の作品を後世に残すためにもそれを願う写真家は多くおり、写真文化振興として非常に価値のある取組です。
第二回受賞者の田淵三菜さんは、本賞の写真集出版により有名情報誌の表紙を飾るなど、写真家として活躍の場を広げています。
今回から企業協賛に加えて、新たに個人協賛も募ります。
プレミアムサポーター(10,000円)、サポーター(5,000円)の2制度があり、どちらも特典として、第三回で製作する写真集を1冊贈呈します。その他にも、入江泰吉記念奈良市写真美術館で開催される受賞作品展の観覧券の贈呈等を用意しています。
写真文化の発展をめざし、老若男女だれもが気軽に参加できる写真コンテストとして開催します。
ならPHOTO CONTESTは、多くの写真愛好家が実際に奈良へ来て、独自の視点と発想、多彩な表現法で写真にしていただき、奈良の新たな魅力の発見につなげます。
「なら」というキーワードを全面に押し出し、来寧者の増加やシティプロモーションの促進を期待して実施するものです。
年度 |
事業費(円) |
主な内容 |
財源 |
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平成29年度決算 |
2,193,418円 |
展覧会・準備活動 |
市負担金、協賛金、県補助金、 写真集販売収入等 |
平成30年度予算 |
8,500,000円 |
写真集出版・広報経費 |
市負担金、協賛金等 |
合計 |
10,693,418円 |
第一回 |
第二回 |
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入江泰吉記念写真賞 |
154点(154人) |
101点(101人) |
ならPHOTO CONTEST |
803点(271人) |
696点(250人) |
入江泰吉記念写真賞
桜井善茂氏
「母百歳の日々」より
入江泰吉記念写真奨励賞
吉岡功治氏
「山里の小さな神々」より
日本経済新聞社賞
森清氏
「不忍池」より
受賞作品写真集「into the forest」は、初版限定1,000部が販売開始から約1年で完売しました。
東京のギャラリーから招かれての個展開催やテレビ番組への出演など、各方面で取り上げていただき、写真家としてさらなる飛躍を遂げました。
情報誌『PEN』最新号(6月1日号 No.452)にて
田淵氏の作品が表紙およびグラビアに使用、またインタビュー記事が掲載されました。「入江賞受賞によって、念願の写真集を販売することができた」とお話しいただきました。
(写真提供:入江泰吉記念写真賞実行委員会)
市民活動部 文化振興課
電話番号:0742-34-4942
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