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奈良市では、令和2年2月7日(金曜日)、8日(土曜日)に奈良市立飛鳥小学校等で、「第10回世界遺産学習全国サミットinなら」を開催します。
奈良市では「古都奈良の文化財」が世界遺産に登録されたことをきっかけに、「奈良に愛着を感じ、奈良で学んだことを誇らしげに語れる子どもの育成」をめざし、世界遺産学習を創始しました。
世界遺産学習は、世界遺産だけでなく身近にある文化財や伝統文化、自然環境等について学ぶことを通して、地域に対する誇りや地域を大切に思う心情を育み、持続可能な社会の担い手を育成することを目的としています。
その取組が全国に広まり、全国サミットとして、世界遺産学習に関する発表や優れた実践の交流が行われてきました。
今年度は、節目となる第10回のサミットを5年振りに奈良市で開催します。
「世界遺産学習-これまでの10年、これからの10年-」をテーマとして、世界遺産学習に関わる多様な人・分野・団体を結びつけ、新たな出会いを生むことで、世界遺産学習の深化・発展を図ります。
令和2年2月7日(金曜日) 午後1時半~4時半
令和2年2月8日(土曜日) 午前9時~午後4時
令和2年2月7日 奈良市立飛鳥小学校・奈良市立都跡小学校
令和2年2月8日 奈良教育大学
奈良市教育委員会、世界遺産学習連絡協議会
参加自由(ただし、事前申込みが必要。申込は奈良市ホームページより可能。)
無料
受付開始 午後1時半
公開授業 午後2時~2時45分
交流会 午後3時~4時半
教科 | 学年 | 単元 |
総合的な学習の時間 | 4 | 奈良公園のつながり~奈良の鹿から学ぼう~ |
5 | 飛鳥にも遺産?~校区にある受け継がれてきたもの~ | |
6 | 飛鳥スマイルキッズ~よりよい飛鳥のために~ |
奈良市立飛鳥小学校では、奈良を深く知り、自信をもって奈良のことを語ることができる児童の育成をめざし、総合「なら」(総合的な学習の時間)を中心にESDの視点を取り入れた世界遺産学習・地域遺産学習に取り組んでいる。
世界遺産学習では、先人の思いや願い、営みに触れる活動(地域に出かけること、ゲストティーチャーから話を聞くことなど)を大切にしながら学習を進めている。
受付開始 午後1時20分
公開授業 午後1時50分~2時35分
交流会 午後2時55分~4時25分
教科 | 学年 | 単元 |
図画工作 | 5 | なぜ千本も手があるのだろう… ~唐招提寺千手観音菩薩立像の鑑賞~ |
外国語 | 6 | I like my town.自分たちの町・地域 Unit4 |
総合的な学習の時間 | 3 | つくる責任、つかう責任 ~奈良筆とわたしたちのくらしのつながり~ |
4 | 都跡を知り、未来の都跡を想像しよう | |
5 | わたしたちの生活を見直そう ~見えないつながりに目を向けて~ |
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6 | わたしたちのまち 都跡 ~未来を見据えて~ |
世界遺産学習の発足以来、都跡小学校でも積極的に取組、全国へもその成果を発信しながら、実践の充実を図ってきた。
今回の全国サミットを、本校の世界遺産学習を見つめ直す機会ととらえ、児童につけたい力(資質・能力)を基盤として、系統性のあるカリキュラムを確立することを目指している。
またSDGsを意識した教材や授業開発を進めている。
受付 午前9時~
午前の部 午前9時半~12時 ポスターセッション、展示発表、おもてなし、模擬授業
午後の部 午後1時~4時 全体会
●実践発表
今、世界遺産学習に取り組む子どもたちと、これまでに世界遺産学習を学んだOB・OGたちとのセッション!
世界遺産学習を通して子どもたちは何を学び考えているのか、また世界遺産学習はその後のキャリア形成にどのような影響を与えたのか、登壇者のやり取りを通して明らかにします。
登壇者
田渕 五十生 氏(奈良教育大学 名誉教授)
中澤 静男 氏(奈良教育大学 准教授)
●対談
世界遺産学習はこれからどこへ向かうのか。語りつくします!
登壇者
西山 厚 氏(帝塚山大学客員教授、半蔵門ミュージアム館長)
新口 絢子 氏(NHK奈良放送局キャスター)
中室 雄俊(奈良市教育委員会 教育長)
奈良市教育委員会事務局 学校教育課