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「奈良市おもてなしエコ活動」実証実験の結果報告について(令和2年1月17日発表)

更新日:2020年1月17日更新 印刷ページ表示

近年、奈良市を訪れる外国人観光客は急増しており、特に中心市街地の商店街では賑わいが生じています。
一方、買い物や食事をする観光客にとっては、発生するごみの処理が課題となっていました。

そこで観光客のごみを持ち歩くストレスをなくし、気持ちよく奈良市内を観光していただくことを目的として、旅行者のごみを引き取る「おもてなしエコ活動」の実証実験を実施しました。

令和元年12月27日に実証実験が終了し、結果がまとまりましたので報告します。

トピックス

  • 観光客からの総引取件数は12箇所で935件。一日平均件数は12.1件
  • 正倉院展期間中の土日祝の一日平均は26.4件(平日の約2倍)
  • ごみの種別ではペットボトルの426件で最多。次いで缶の192件
  • ごみの割合では、プラスチック類が54%、資源ごみ22%、紙類19%
  • 観光客からは感謝の声が多く、奈良のイメージアップが期待できる

1 おもてなしエコ活動実証実験の概要

実施期間

令和元年10月12日(土曜日)~12月27日(金曜日)

実施場所

中心市街地内12箇所(8店舗及び公共施設4施設)

No. 店舗名 所在地
1 魚智水産 南市町7
2 にこすたいる 高御門町13-1
3 フレッシュマートオーケスト 餅飯殿店 餅飯殿町42-1
4 ビストロ中華へいぞう 花芝町6 プラザ花芝1F
5 もりわきハンバーグ 東向南町2 パレスビル1F
6 奈良イタリアン バンブーノ 今御門町22
7 星屑亭 ならまち店 椿井町45
8 カフェ エトランジェ・ナラッド(観光センター) 上三条町23-4
9 奈良町にぎわいの家 中新屋町5
10 なら工藝館 阿字万字町1-1
11 奈良町南観光案内所「鹿の舟」 井上町11
12 奈良市総合観光案内所 三条本町1-1082

 ※No.1~No.8 店舗  No.9~No.12  公共施設

2 ごみの引き取り状況

  10月 11月 12月 合計
引き取り件数 234件 411件 290件 935件
平均件数/日 11.7件 13.7件 10.7件 12.1件

※正倉院展期間中(令和元年10月26日~11月14日)は、全体で15.9件/日、期間中の土日祝は26.4件/日。

※表示している日付はすべて土曜日、色付している範囲は土日祝。

3 ごみの種別

ごみの種類 件数 割合
ペットボトル 426件 45.5%
プラスチック 80件 8.5%
192件 20.5%
14件 1.5%
181件 19%
飲み残し 25件 3%
生ごみほか 17件 2%
合計 935件  

 

4 観光客の声(参加店舗へのヒアリングによる)  

利用者からは賛同や感謝の声が寄せられ、否定的な意見や改善を求める声は、なかった。
主な声は以下のとおり。

  • ごみをもらってくれるなんて初めて!この活動は日本全体でやっているのか。
  • Wonderful!やさしい活動ですね。
  • 奈良にはごみ箱が少ないので助かりました。
  • 自分の国にもこのような取り組みはなく、自国も路上のごみが問題となっている。

5 参加店舗・施設(12箇所)の声

Q1 この取り組みを続ける意向は?

続ける 8
条件付で続ける 4
続けない 0

Q2 この取り組みによる営業への負担は?

問題ない 9
少し負担 3
かなり負担 0

Q3 ごみ処理についての問題は?

問題ない 11
少し負担 1
かなり負担 0

Q4 奈良のイメージアップに繋がるか?

繋がる 8
少しは繋がる 3
繋がらない 1

特に多く寄せられた声

  • 取り組み内容が良い。
  • この取り組みの認知度を上げてほしい。
    観光客に対し、この取り組みのさらなる周知や情報発信を強化してほしい。

  
その他主な声

  • 将来的には商店街やまち全体がボランティアとして参加し、市民運動のようにしていきたい。
  • この活動が始まる前から取り組んでいたことなので。
    ごみ処理については問題なく、接客等営業への負担も特にない。
  • 外国人旅行者へのおもてなしとしてはもちろん、鹿の誤飲の防止につながる活動としても非常に良い取り組みである。
  • 飲食店の場合は、観光客が店内にごみだけを持って入るのに抵抗がある。
  • 外国人観光客とのコミュニケーションが不安である。
  • ごみの引き取り件数が激増した場合の影響が心配である。

6 実証実験の結果分析

  • 観光客からは一定のニーズがあることから、観光客のおもてなしに繋げることができる。
  • 観光客に接する機会となることから、観光客と店舗を繋ぐコミュニケーションツールとして期待できる。
  • 取り組みを好評価し、継続する意向を示した店舗が多いことから、取り組み参加する店舗等の観光客へのおもてなしの機運を醸成するきっかけとすることができる。
  • 間接的に鹿の誤飲防止の啓発や奈良市の街のイメージアップに繋げることができる。

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