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奈良市では、令和2年1月20日(月曜日)午前10時から薬師寺境内で、薬師寺との消防総合訓練を実施します。
この訓練は、薬師寺の協力を得て1月23日から実施される文化財防火週間に伴い実施するもので、 先人達が伝えてきた歴史並びに、観光客等に対して防火思想の普及と文化財に対する警戒心を図ると共に、自衛消防隊はもとより消防職団員の迅速かつ的確な防御活動をもって、警防技術の向上をめざし士気高揚を図ることを目的としています。
令和2年1月20日(月曜日)
午前10時~正午頃(少雨決行)
奈良市西ノ京町
薬師寺境内
薬師寺自衛消防隊
加藤 朝胤 管主以下 50名
南消防署(消防隊・救助隊・救急隊)7車両 人員 25名
奈良市女性防災クラブ連合会 5名
奈良市消防団 西部方面隊 都跡分団 1車両 人員 10名
8車両 人員 90名
風向風速にあっては北西の風9m/s、奈良地方に乾燥注意報が発令されており、火災発生及び延焼危険のある気象状況であり、当日は境内で数十名が参拝中であった。
午前9時過ぎ頃、金堂内にある祭壇の灯明ローソクの火が、上部にあった供花に着火し上方に延焼拡大、金堂の参拝者は、寺側誘導員によりほとんどの者が避難誘導したが、重要物品搬出に向かった1名が煙にまかれて堂内で救助を求めている。
なお強風に煽られ、西塔にも延焼拡大の恐れがある。
取材にあっては各社の腕章を着用し、訓練担当者の指示に従ってください。